
2025年3月、日本列島……特に東京23区は喜びに包まれていた。そう、23区内にある丸亀製麺の多くで「あさりうどん」の販売が開始されたからだ。私自身に関して言えば、5年振りの「近所あさりうどん」となる。
サンキュー、丸亀。フォーエバー、あさりうどん。さあ、期間中はあさりうどんを食いまくるゾーーー! ……と今日も元気に丸亀製麺に出かけたところ、あるうどんが悲しげにこちらを見ていたのだ。
・あさりうどんマイライフ
最寄りの丸亀製麵であさりうどんが復活して以来、私はあさりうどんを食いまくっている。例えるなら「膝から下はあさりうどんで出来ている」と言っていいほど、あさりうどんまみれの最中だ。
昨日も今日もあさりうどん。きっと明日もあさりうどん。注文せずとも店員さんに「あさりうどんですか?」と聞かれるのも時間の問題であろう。俺とあさりうどんの絆は誰にも引き裂けないのである。ところが……。
あさりうどんを注文するたびに、私は物悲し気な視線を感じていた。それこそがあさりうどんと同日に販売開始となった『はみ出る 豚天ぶっかけ』である。
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・視線
店頭での扱いは決して小さくなく、なんなら立ち位置的には豚天ぶっかけの方がセンター寄り。それでも私の見る限り、お店での注文は圧倒的にあさりうどんの方が多いのが現状だ。
その比率は「10 – 0」とまでは言わないものの、体感的にはそれに近く “いらっしゃったんですか感” は否めない。それどころか「どうせ俺じゃないんでしょ?」と拗ねている気配すら感じるではないか。
昨日も今日もあさりうどん。きっと明日もあさりうどん。だが日に日に悲しみを増す豚天ぶっかけの視線が痛い! ……しゃーねーな!! というわけで貴重なあさりうどん枠を捨て『豚天ぶっかけ』を食べてみることにした。