本日20日より、実写映画『白雪姫』が公開スタート。

以前X上では、映画館に置かれた「毒リンゴ」に関するエピソードに、多数のツッコミが寄せられたいたのをご存知だろうか。

■毒リンゴを見つめるのは…

今回注目したいのは、Xユーザーのリフラフさんが1月20日に投稿したポスト。

投稿に添えられた写真を見ると、映画『白雪姫』の毒リンゴのオブジェが確認できる。そして、ポスト本文には「五郎ちゃん…いくらお腹空いてもそのリンゴは食べちゃダメ」と、意味深な1文が。

なんと、毒リンゴの後ろには「腹が減った…」という吹き出しのついた、虚ろな目つきをした男性のパネルが設置されていたのだった。

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■「孤毒のグルメ?」と話題に

こちらは、1月10日に封切りとなった『劇映画 孤独のグルメ』の主人公・井之頭五郎(演:松重豊)のパネルである。

『孤独のグルメ』といえば、中年男性の主人公が独りで食事を楽しむシーンに合わせて心理描写が綴られ、ド派手な展開など一切なく、淡々と進行する物語が特徴。

こう書くと非常に地味な作品に思われるが、この「庶民的な食事」と「哲学的な食事」で多くのファンを獲得しており、2012年からはドラマ版が放送開始。以降、毎年に渡って新シーズン作品が放送、配信されるほどの大人気作品である。

そんな名作グルメ漫画の主人公が「毒リンゴとセットで設置されている」という「混ぜるな危険」を地で行くシュールな光景は瞬く間に話題となり、件のポストは投稿から数日足らずで1万件以上ものリポストを記録する事態に。

Xユーザーからは「スタッフ、楽しんでるだろ」「孤毒のグルメ?」「彼なら、食べても大丈夫かもしれない」「王子様がキスすれば大丈夫だからセーフ」といった具合に、ボケとツッコミが多数寄せられていた。

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■発見者は「絶対狙ってる」

ポスト投稿主・リフラフさんに話を聞いたところ、こちらの光景は大阪市の映画館「TOHOシネマズ 梅田 本館」にて目撃したものと判明。

発見時の心境について、リフラフさんは「『孤独のグルメ』ではなく、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』を観に行った際、映画館の中を歩いていたら目に入りました」「『これ、スタッフさん絶対狙っておいてあるだろ』と感じ、思わず写真を撮ってしまいました」と、振り返っている。

たとえ極度の空腹に襲われてたとしても、怪しげなリンゴには口をつけないよう、気をつけたい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ