寝る前に短時間行うのがお勧め

うつぶせのやり方は、下項を参照してください。行う時間は1日1分からでOK。最初は30秒から始めます。苦しくないなら30分程度行ってもかまいません。寝つきがよくなるので、夜寝る前に行うのがお勧めです。

しかし、うつぶせに慣れていない場合、関節や筋肉を傷める可能性もあるので、そのまま寝てしまうことは避け、短い時間から始めてください

うつぶせは簡単だと思われがちですが、腕の力が弱いなど筋力が衰えているかたには難しい場合があります。何年もうつぶせになったことがなく、いざ行おうとすると「できない!」と驚かれるかたも多いのです。

ですから、うつぶせになったあと、一人で立ち上がることができないかたは、サポートしてくれる人がそばにいる環境で行ってください。

また、反り腰やネコ背の人は、うつぶせになると腰や背中が痛くなることがあります。その場合は、おなかの下に枕やクッションを入れると楽になります。

うつぶせのままスマホを見たり、本を読んだりするのは腰の負担になるのでNGです。うつぶせになったら、肋骨を広げることをイメージし、深い呼吸を意識してください。

うつぶせの習慣がつき、深い呼吸ができるようになると、冷えの解消はもちろん、不眠、便秘、腰痛、肩こりなどあらゆる体の不調の改善が期待できます。ぜひ毎日のうつぶせを実践してみてください。

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「1分うつぶせ」のやり方

【注意すること】
食後30分以上経ってから行う。
初めて行う際は、ゆっくりとうつぶせになる。まずは30秒程度から始め、体に痛みや苦しさを感じたらすぐにやめる。
妊娠中のかたは行わない。
うつぶせのまま眠らない。
腕の力が弱いかた、自分で起き上がれないというかたは、ほかの人がそばにいる状態で行う。

うつぶせのやり方

四つばいから、体がつらくないか確認しながら、ゆっくりとうつぶせになる。四つばいが難しい場合は、横向きに寝た状態からうつぶせになってもよい。

  ↓

夜寝る前に、1分間行う。苦痛でなければ、30分程度行ってもよい。
(そのまま眠らないように注意する)

腰が反っているかた、腰が痛いかたは、おなかの下にクッションを入れてもOK!

腕は下げるなど、肩が痛くないよう楽な位置でOK!

 

この記事は『壮快』2021年3月号に掲載されています。

画像参照:https://www.makino-g.jp/book/b555853.html