家族でお金の話を積極的にしよう

例えば、今月の子供関連費用2万8000円を、時給1000円のアルバイトで稼ぐとすると、28時間働くことが必要です。1日2時間アルバイトをするとしても14日間、約半月働かなければ得られないお金です。

Kさんが日々、仕事と家事で慌ただしくされているように、親の時間やお金にも限りがあります。「お小遣い」の金額を決め、お子さんに毎月同じ金額を渡し、自分で計画的に使う練習をさせることを検討してみてください。

Kさんの親世代が働いていた時代は、お給料が右肩上がりで、誰もが車や家を購入し、教育費を払ってもある程度貯金に回すことができました。しかし今は少子高齢化が進み、経済成長も鈍化していますので、何となくお金を使い、無計画にお金を借りたり、ローンを組んだりすると生活が行き詰まることもあります。

家庭でしか身に付けられないお金の使い方もありますので、まずは「お小遣い制」を導入し、支出をできるだけ平準化して、臨時出費があるときでも収入の1割、Kさんの場合は4万6600円の貯金ができるように検討ください。あと1万5600円分、固定費の見直しとお小遣い制を導入して削減が実現できるよう取り組んでみてください。

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アドバイスを受けたKさん談


貯金箱を手にする笑顔の女性
【画像出典元】「stock.adobe.com/Krakenimages.com」

早速スマホ等の通信費の見直しをしたところ、3万4000円の通信費を1万6000円に減らすことができました!うれしいです!この勢いでその他の固定費削減にも取り組んでみます。LEDやシャワーヘッドを変えるのは一度で済みますし、毎日何かを頑張る必要はないのでやれそうな気がします。

子供のお小遣いも、夫も交えて一度話し合ってみようと思います。夫のお給料が増えても、支出がどんどん増えたら元も子もないと今更ながら気が付きました。