40代の後半に差し掛かったころの話です。長年、京都府の郊外にある住宅街にひとりで住んでいたのですが、ご近所トラブルから精神的に不安定になり、兵庫県の某田舎へと引っ越すことにしました。もともと自宅でネット関連の仕事をしていたため、通勤の必要はなく、地方で暮らすことにまったく抵抗はありませんでした。しかし、そこで思わぬ病気にかかってしまったのです。
急に肩に痛みが出て、翌朝赤い発疹が!
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山間部へ引っ越し、生活環境が変化
引っ越し先は、バスも通っていないような山間の過疎の町。しかし、私はご近所付き合いの煩わしさから解放されたのがうれしくて、毎日のびのびと暮らしながらリモートワークに励んでいました。
その年の冬は全国的に例年よりも寒さが厳しく、兵庫の山地では気温がマイナス10度近くまで下がることが度々ありました。水道管が二度も破裂するなど、これまで経験したこともないような寒さに私はビックリ。毎日エアコンとこたつをつけっぱなしにして、それでも寒さに震えながら過ごしていました。
たまに出会うご近所さんからは「ここは冬の寒さが厳しいから、石油ヒーターかストーブを買ったほうが良いよ」と言われましたが、私は火の用心のため、長年電気の暖房器具しか使っていなかったのです。