一人暮らしを始めて「毎月の生活費に余裕がないな」と感じるとき、最初に節約しようと考えるのが食費ではないでしょうか。今回は、一人暮らし世帯の平均食費平均や理想的な食費の割合を考慮しつつ、食費を節約するための自炊術や食費節約術など、節約のポイントをご紹介します。
一人暮らしの食費の平均は4万3276円
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総務省が全国の世帯を対象に行っている「家計調査」のデータによると、2022年の単身世帯の食費の平均は1カ月あたり4万3276円でした。
この金額には食材だけでなく、スーパーやコンビニエンスストアで購入するお総菜やお酒などの飲料、外食にかかる費用も含まれています。総菜などの調理済食品の金額は7844円、外食は9707円となっており、一人暮らしの世帯の食費の中で大きな割合を占めています。
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収入に対する理想の食費の割合は15~20%
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では、理想的な食費の割合はどのくらいなのでしょうか。
一般的に、1カ月の手取り収入に対する食費の割合は15~20%が目安だと言われています。仮に15%で計算すると手取り収入が10万円の場合は1万5000円、20万円の場合は3万円程度になります。
家計調査での平均的な金額である約4万3000円の食費を捻出するためには、約30万円の手取り収入が必要となり、仕事を始めたばかりの20代の社会人にはかなり厳しい目標であることがわかります。
手取り収入が少ないと、食費の割合がやや高くなりがちですが、それでも食費の節約を心がける必要があるのです。