近年、がんに罹患する確率が上昇していることをご存じでしょうか。
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性65.5%、女性51.2%となっており、日本人の約2人に1人は診断されるほど、身近なものとなっています。
なぜここまで増えているのでしょうか?
今回は、保険数理やリスクマネジメントを専門に研究されており、日本アクチュアリー会で理事も務められている、早稲田大学 大塚忠義教授に「がんの現状」についてインタビューいたしました。
大塚教授のご経歴について
まず、がんの現状のお話の前に大塚教授のご経歴について伺いました。
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がんの罹患率や死亡率の上昇について
がんの罹患数と死亡数の年次推移を調べたところ以下の通りです。
参照:全国推計値:がん罹患データ(1975年~2015年)|国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ))
全国がん罹患データ(2016年~2019年)|国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
全国がん死亡データ(1958年~2021年)|国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)