老舗喫茶の定番を『喫茶 東京郊外』でも。「オレグラッセ」

老舗喫茶店で見られるクラシックなドリンクの定番「オレグラッセ」。『喫茶 東京郊外』でも絶対にメニューに入れたいとオープン当初から心に決めていたそう。

コーヒーの深い色みとミルクの対比が美しい「オレグラッセ」。この層は2つの液体の重量差を上手く使って作られ、混ぜずに飲むのが基本なんだとか。

『喫茶 東京郊外』ではミルクにガムシロップを混ぜて作ります。飲むと口の中でコーヒーとミルクが混ざり程よい甘さが後を引きます。常温での提供なのでゆったり時間を過ごしても最後まで美味しくいただけます。

珈琲豆は千葉県・西船橋の名店「kakuya coffee stand(カクヤコーヒー)」のこだわりのものを使用。季節や入荷にいって少しずつコーヒーの味わいが異なるそうで、そんな変化も楽しんでもらいたいと遠藤さん。

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喫茶店がなぜ古着屋を?始まる若者たちのコミュニティ

昔から変わらない趣が魅力の喫茶店。そんなレトロな雰囲気を残しつつ、越智さんと遠藤さんは“僕らができる新しいコト”を精力的に行っています。店を持たない古着屋のポップアップや、作家のハンドメイドアクセサリー、海外から買い付けた雑貨販売などなど。特に古着はほぼ無料といってもよい格安の値段で販売されることもあり、大人気なんだとか。

喫茶店なのになぜ?

そんなストレートな質問に2人が応えてくれました。

遠藤さん「自分らが店をやりたい!と声を上げた時、本当に色々な人が助けてくれました。だから僕らも誰かの“これやりたい!”って言葉を否定したり無視するんじゃなくて“いいね、面白そうだからやろうよ”って感じ。そうしているうちに、僕ら世代の人たちが集まって新しいことがスタートしている。ほんと自然に」

越智さん「そうそう。(笑) 定期的にフリマをやっているんですけど、最終日とか無料で配っていたもん。みんな稼ごうっていうより面白いからやっているんですよね。

喫茶店ってただコーヒーや軽食をだすところではなく、店やお客さん同士が共感してできた集まりによってあの独特の良さができていると思うんです。『喫茶 東京郊外』もそういう街のコミュニティのひとつになったらいいなと思っています」

フリマは『喫茶 東京郊外』の定番になっているようで、年明けにまた開催予定なんだとか。聞くと1着500円もざらにあるという破格の設定。美味しいコーヒーの販売もあるそうで、ドリンク片手に掘り出し物がないか探すのも楽しそう。

イベント情報は『喫茶 東京郊外』インスタグラムで発信しています。

About Shop
喫茶 東京郊外
東京都江東区亀戸8丁目19−3 エミネンス亀戸
営業時間:11:00-22:00 (L.O. 21:00)
定休日:不定休
公式インスタグラム:@ tokyo_kogai

園果わたげ

ウフ。編集スタッフ

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ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。