エアコンのメリット・デメリット
リビングのエアコンを操作する女性
【画像出典元】「Studio Romantic- stock.adobe.com」
続いて、エアコンにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。ここでは灯油ストーブと比べた場合のエアコンの特性を解説します。
メリット
・灯油ストーブより暖房費が安い
・安全に使える
・1年中使える
エアコンには自動モードや節電機能が付いているため、灯油ストーブよりも暖房費を抑えやすいです。灯油ストーブのように火を使わないため、安全に使える点も強みです。また、夏は冷房として使える利便性も魅力と言えます。
デメリット
・本体価格が高め
・乾燥しやすい
・低い位置が暖まりにくい
エアコンの本体価格は、6畳向けの小型タイプでも最低5万円以上かかります。設置作業を業者に依頼する必要もあり、導入までのハードルが高めであることが難点です。またエアコンを使うと部屋が乾燥しやすくなることも欠点といえます。加えて、冷たい空気は下のほうに溜まりやすいため、足元など部屋の低い位置を暖めにくいこともデメリットです。
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状況に応じて使い分けがおすすめ
灯油ストーブとエアコンにはそれぞれ長所短所がありますので、状況によって使い分けたり、もしくは併用することがおすすめです。
直ぐに暖めたい場合は灯油ストーブ
灯油ストーブであれば、つけた直後に周囲が暖まります。たとえば「帰宅した直後の部屋を暖めたい」「朝の着替え中だけ暖めたい」「キッチンのような温度の低い場所を暖めたい」など、短時間で暖めたい場面では、灯油ストーブを使うのがおすすめです。
長時間使うのであればエアコン
灯油ストーブは長時間使用すると暖房費もかかり、換気も必要になります。そのため、何時間も継続的に暖房を使う場面では、基本的にはエアコンのほうが有利です。
また、寝る時や外出時などは、安全面から灯油ストーブではなくエアコンを使いましょう。「一般社団法人 日本ガス石油機器工業会」が呼びかけているように、灯油ストーブを使う場合には以下の点に注意することが大切です。
・寝る時・外出時は消火する
・灯油ストーブに長時間当たらない
・1時間に1~2回程度換気をする
エアコンと加湿器やサーキュレーターを併用
エアコンを長時間使うと部屋が乾燥しますので、肌の乾燥を防ぐためにも、加湿器を併用するのがおすすめです。また、エアコンでは部屋の低い位置を暖めにくいため、サーキュレーターなどを活用し、上部に溜まった暖かい空気を足元へ循環させてあげると効率的です。