ドル建て保険は円安時に解約すべき?円安・円高が与える影響を比較!

ドル建て保険に加入する際のポイント

これからドル建て保険への加入を検討している方は、次の3つのポイントを意識して選ぶのがおすすめです。

ドル建て保険に加入する際のポイント

加入目的を明確にする

為替リスクについて理解する

外貨のまま解約返戻金を受け取ることができるか確認する

加入目的を明確にする

ドル建て保険に加入する際は、加入目的を明確にしてから比較検討するようにしましょう。

たとえば、ドル建て保険を検討する方の多くは「少しでも利回りが高い保険で運用したい」「日本円以外の外貨で資産を保有したい」などの目的を持っている方が大半です。

一方で、ドル建て保険には為替相場が影響するため、どれだけ意識していても場合によっては損失が出て元本割れが発生してしまう場合があります。

老後を見据えた資産形成や子供の教育費を減らしたくないなどの理由で元本割れのリスクが不安な場合は、契約時に定めた金額が確実に受け取れる円建て保険を選ぶことも視野に入れておきましょう。

為替リスクについて理解する

ドル建て保険の最大の特徴は、為替相場の影響を受ける点です。

為替相場の影響を受けるために日本円で運用するよりも高いリターンが期待できますが、その一方で為替リスクがある点についてもしっかりと理解しておきましょう。

為替リスクは、日本円と米ドルの為替レートの変動によって、実質的な資産価値が下がってしまうリスクを指します。

たとえば、1ドル=100円の為替レートで10,000ドルの保険料を払い込んだ場合、日本円で100万円相当の資産価値がある状態です。

ところが、円高が進んで1ドル=90円となってしまうと、10,000ドルのドル建て保険は日本円にして90万円相当の価値しかありません。

したがって、為替レートが変動して円高(=ドル安)になったことで、10万円もの損失を受けたことになります。

為替レートは自分自身でコントロールできるものではないので、日本円の価値が増減することで常に資産価値が変動するリスクがあることを覚えておきましょう。

外貨のまま解約返戻金を受け取ることができるか確認する

ドル建て保険を選ぶ際は、外貨のまま解約返戻金や死亡保険金を受け取れるかどうかを事前に確認しておきましょう。

上述の為替リスクは、ドル建て保険で受け取ったドルを日本円に換算することで生じるリスクですが、外貨のまま受け取ることができれば、受け取った時点では為替リスクの影響を受けずに置いておくことができます。

外貨のまま解約返戻金を受け取っておけば、円高時には外貨のまま、円安が進んだら日本円に交換することで、解約返戻金や死亡保険金が減少するリスクを抑えられます。

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ドル建て保険に関してよくある質問 Q&A

ドル建て保険に関してよくある質問

Q. ドル建て保険は円安になるとどうなりますか?

Q. ドル建て保険はどのような人に向いていますか?

Q. ドル建て保険は円安になるとどうなりますか?

A. 円安になると、ドル建て保険の受け取る解約返戻金や保険金が増えますが、支払保険料は高くなります。

詳しくは、「円安がドル建て保険に与える影響」の章をご覧ください。

Q. ドル建て保険はどのような人に向いていますか?

A. ドル建て保険がおすすめな方の特徴は以下の通りです。

ドル建て保険がおすすめな人

投資目的の保険商品を契約したい人

資産を円以外の通貨に分散投資したい人

海外留学や移住などの予定がある人

詳しくは、「ドル建て保険とは?外貨建てのメリット・デメリット、選び方を分かりやすく解説」の「外貨建て保険がおすすめな人」の章をご覧ください。