パソコンやスマホで便利に確定申告が行えるため、利用者が増えている「e-Tax」。2020年(令和2年)以降は、e-Taxで確定申告すると青色申告者は10万円分の控除額が上乗せされるお得なメリットもあります。

e-Taxとは「国税電子申告・納税システム」


パソコンで申請
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e-Taxの正式名称は、「国税電子申告・納税システム」です。

国税に関する各種手続きをインターネットを利用して電子的に行うシステムであり、国税庁が運営しています。2004年より導入されています。

最大の特徴は、年度末の確定申告をインターネット上から行えることです。

わざわざ手書きで現物の確定申告用紙を作成する必要もなくなり、税務署に提出しにいく手間もかかりません。

パソコンやスマートフォンを使って、インターネット上でデータとして作成が可能となり、提出もネット上から行えます。

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e-Taxでできること


確定申告
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e-Taxを使うことで、以下3つのことができるようになります。

<e-Taxでできること>
・年度末の確定申告
・税金の納税
・税務署への申請・届出等
 

1.年度末の確定申告

従来の確定申告は、手書きで確定申告用紙を作成し、完成した用紙を管轄の税務署に提出・郵送するというやり方でした。e-Taxではこの一連の作業をパソコンやスマートフォンを使ってインターネット上で行えます。

2.税金の納税

e-Taxを使うことで、源泉所得税、法人税、地方法人税、消費税及地方消費税、申告所得税、相続税といった各種税金の納税がインターネット上で行えるようになります。

「ダイレクト納付」と「インターネットバンキング」の2つの納税方法が用意されています。


3.税務署への申請・届出等

税関連の各種書類の申請、手続きなどがインターネット上で行えるようになります。

たとえば「個人事業の開業届出」や、「青色申告承認申請書」などの申請も、従来のように税務署に出向いて行う必要がなくなり、e-Taxでオンラインの手続きが可能となります。