原因がわからずMRIのある病院へ

MRIは予約制でした。幸運にも当日予約を取れたのですが、時間が少し空いたので、痛み止めと筋肉をほぐす薬を処方していただき、それを飲むと少し痛みが和らいできました。

MRIは、約1時間かけて足を中心にいろいろな角度から撮影。診断結果は、「腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア(骨と骨の間でクッションの役割を担う椎間板に負担がかかり、椎間板内部にある髄核という組織が外に飛び出して神経にぶつかった状態)」とのことでした。

神経が触っている部分がX線では見えづらい部分だったとのこと。40代からどんどん骨が弱っていくので、姿勢に気を付けて適度な運動をするようにとアドバイスを受けました。治療は特になく、自然に痛みが治まるのを待つのみ。1カ月以上痛みが続くようなら、手術も視野に入れたほうが良いとのことでした。

夜中の3時に救急車に乗ってから12時間。15時にやっと診断結果が出て、安堵(あんど)とともに眠気が一気に襲ってきて帰宅すると倒れるように寝ました。

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まとめ

ヘルニアと診断され、改めて振り返ると1カ月前から足のしびれがありつつも、日々の生活に追われて気にしないようにしていました。自分の体の変化に敏感にならないとならない年齢になったのだなと思いました。とても長い1日でしたが、健康のありがたさを実感した1日でもありました。

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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。

マンガ/山口がたこ

著者/徳 衿唯(40歳)
最近夫が「サウナー」になり、誘われるのでついていったある場所で「ロウリュウ」を体験。サウナの醍醐味を体感し、「サウナー」一歩手前な専業主婦。