大腸内視鏡検査の結果は

大腸内視鏡検査は、朝から始まりました。まず下剤を飲んで、腸を空にする必要があるのです。2Lの液体を2時間ほどかけて飲んでいきます。何人か同じ時間に始めた人たちと、トイレに行ったり来たりしていました。私は腸の動きが悪いらしく、なかなかすっきりしません。他の方たちは次々と検査室へ進み、順番は最後になっていました。

そして、いよいよ内視鏡検査が始まりました。内視鏡は、小型のカメラで直接映像を見ながら異常を見つけたり治療したりする医療器具です。横になって体を少し丸くした状態でおこないました。初めての体験にとても緊張……。麻酔をかけて寝ている間に検査することもできたのですが、私は無麻酔を選びました。

その結果、直腸に2cm以上の大腸ポリープ(大腸にできる「いぼ」のような隆起性の病変)があることがわかったのです。その場で切除のお願いをして、検査は終わりました。

結果を待つ1週間はとても長く感じられました。病理検査の結果は「腺腫(せんしゅ:大腸内視鏡検査中に最も多く発見されるポリープで腫瘍)」。良性腫瘍で、がんではありませんでした。検査の際にポリープを取り切れているので「翌年に経過観察の検査を受ければよい」とのこと。とりあえず胸をなで下ろしました。

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まとめ

考えてみると、もう少し早く病院へ行けばよかったと反省しています。腺腫は悪いものではありませんが、がんになることもあるそうです。気になってからすでに2年経過していたので、もう少しそのままにしておいたら大変なことになっていたかもしれません。痛みも特になかったので、検査でしかわからなかったと思います。勇気を出して病院へ行って正解でした。

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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/里村仁志先生(里村クリニック院長)
消化器疾患が専門。2003年 獨協医科大学医学部卒業、2005年獨協医科大学第1外科、2016年さいたま赤十字病院外科を経て、現在に至る。

文/木鈴しの

イラスト/マメ美

著者/ウーマンカレンダー編集室
40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!