中庭のある家の間取り実例|メリットやデメリット対策も解説

中庭のある家の間取りを計画するポイント




中庭のある家の間取りを計画する場合は、後悔しないよう、デメリットを解消しておくことが大切です。中庭のある家の間取りを計画するポイントをまとめました。

 

生活動線を考えて間取りを計画する

中庭を設けると動線が長くなりがちになるため、間取りに工夫が必要です。キッチンや浴室、ランドリールームなどの水回りを集中させて家事動線を短くする、寝室とトイレが遠くならないよう配置するなど、日頃の動きを考えて間取りを計画しましょう。

 

排水設備を整える

中庭をつくる際は、雨水が溜まったり湿気や熱がこもったりしないよう、排水設備を整えておきましょう。特に四方を囲まれるロの字型は雨水がはけにくいため、排水対策は必須です。

L字型やコの字型の中庭はデッキ部分に傾斜をつけておくと、水が溜まりにくく乾きやすいため、コケやカビの対策になります。昨今では集中豪雨なども増えているため、雨水枡を設け、地面に浸み込まない雨が直接排水管に流れ込むようにしておくと安心です。

 

窓の配置や大きさに注意する

中庭のある家の窓は、配置や大きさをよく考えて設置する必要があります。中庭に面する窓は採光や通風を確保し、開放感のある空間にするために大きな掃き出し窓にすることが多いです。ただし、窓が大きいと外気の影響を受けやすく、冷暖房効率も落ちます。窓を二重サッシにしたり、道路や隣家に面する中庭と反対側の窓は小さくしたり、断熱性能を高める工夫をするとよいでしょう。

また、外からの視線が気になる窓にはカーテンやロールスクリーンをつけておくと、視線対策ができるとともに、冷暖房効果も高まります。

 

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実例や間取りのポイントを参考に、おしゃれで快適な中庭のある家を計画しよう

中庭のある家は開放的で明るく、プライバシーや防犯面でもメリットがたくさんあります。ただし、つくった後に後悔しないためには、デメリットや対策もしっかり押さえて間取りを考える必要があります。

中庭のある家の間取りを計画するポイントは以下の通りです。

・中庭のある家は動線が長くなりやすいため、生活動線を考えて間取りを計画する
・湿気や熱がこもりにくいよう、排水設備を整える
・窓の位置や大きさはデメリットを解消するための工夫が必要

ポイントや実例も参考に、生活に豊かさを添えてくれる中庭のある家を計画しましょう。