固定金利と変動金利、どっちがいいの?メリット・デメリットを解説

住宅ローンを組む際に考えたい金利タイプ。今回は、変動金利と固定金利の違いやメリット・デメリットについて解説します。

 

変動金利のメリット・デメリット

 

変動金利のメリット①金利を低く抑えられる

変動金利のメリットは、借入時の金利が固定金利よりも低く抑えられることです。変動金利は現在、約0.3%から0.5%あたりを推移している一方、固定金利は1%を超えています。

ネット銀行の場合、地方銀行や大手の銀行よりも金利は低く設定されていることが多いといわれています。住宅購入後の支払いを抑えたいという方は、ネット銀行で変動金利を組むのがよいでしょう。

 

変動金利のメリット②借入期間中に金利が下がると返済額も下がる

借入期間中に金利が下がると返済額も下がるというのも大きなメリットです。変動金利は市場の金利に影響される金融商品であるため、金利が上がると総返済額も上昇します。反対に市場の金利が下がると金利は低く設定されるため、総返済額を減らせるのです。変動金利の場合、金利が下がった場合に総返済額も減らせるというのは大きなメリットです。

 

変動金利のデメリット①金利上昇リスクがある

変動金利のデメリットは金利が上昇した際に返済額が悪影響を受けてしまうことです。変動金利で住宅ローンを組む際は、金利上昇リスクがあるということも把握しておきましょう。

 

変動金利のデメリット②将来の見通しは立てにくい

変動金利は固定金利と比べて金利が一定ではないため、借入時から返済額を確定できません。将来の見通しを立てにくく、家族のライフイベントと照らし合わせながらどのくらい総返済額が必要なのか、見当をつけておく必要があります。

 

固定金利のメリット・デメリット

続いて固定金利のメリット・デメリットをご紹介します。

 

固定金利のメリット・デメリット

 

固定金利のメリット①確定した総返済額を把握できる

固定金利の一番のメリットは、総返済額を確定できる点です。金利変動リスクがないため借入時から総返済額を算出でき、毎月必要なローンを計算できます。確定した返済額となるため将来の支出と照らし合わせながらライフイベントを考えることが可能です。

 

固定金利のデメリット①金利負担が大きい

固定金利は返済額が変わらないというメリットがある一方、金利負担が変動金利よりも大きいというデメリットがあります。金利変動のリスクがない分、金利が高く設定されているのです。

変動金利は大体0.3~0.5%ほどを推移している一方、現在の固定金利は1%を超えて推移しています。2022年は固定金利が少々上昇しており、今後も金利は上がる可能性もあります。