ショーウィンドウに夏らしいサンダルが並ぶ季節。でも、あなたの「かかと」、ガサガサ・カチカチになっていませんか? また、「ひじ・ひざ」の乾燥も、意外と見られているものです。「キレイサロンSARA」代表の池上公香さん、本格的な夏が来る前に自宅でできる「かかと・ひじ・ひざ」の角質ケアを教えてください!

ガサガサ、カチカチになる原因は「乾燥」と「摩擦」


かかとを気にする女性

出典元:dnberty/iStock/Thinkstock

肌の露出が増えていくこれからの季節。日焼け止めクリームを塗って紫外線対策はしていても、「かかと」「ひじ」「ひざ」のケアはおろそかにしがち。夏に向けて、ガサガサ、カチカチ状態はなんとしても解消したいところです。

でも、そもそもなぜこの3か所だけ、角質トラブルが目立つのでしょうか? 池上さんによれば、実はこの3か所は顔や体の他の部分に比べ、皮脂腺がほとんどないのだそう。そのため非常に乾燥しやすく、粉っぽくなってしまうというのです。

また、角質が硬くなるのは生活の中での「摩擦」が原因。野球選手の手のひらに固いマメができるのと同じように、机にひじをつく・床にひざをつく・服が擦れるといった習慣的な摩擦が、カチカチの角質や色素沈着につながっているといいます。特に固くなりがちなかかとは、常に全体重がかかっていますよね!

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自宅でできる「かかと」の角質ケア まずは保湿で柔らかく


かかとを保湿する

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では早速、自宅でできる角質ケアの方法を部分別に伺っていきましょう。まずはやっかいな「かかと」。かかとは角質層が顔の10倍厚いといわれ、ターンオーバー(表皮の新陳代謝)が進みにくいそう。そんなかかとには「削る」ケア方法がおすすめです。

しかし、「肌が固いままいきなり削るのはNG!」と注意する池上さん。「乾燥しているところをそのまま削ると、肌を傷つけたり余計に角質が硬くなったりしてしまうんです」。そこで重要なのが「毎日の保湿」。保湿で皮膚を柔らかくしてから削ることが一番だといいます。

かかとは皮脂腺が少ないため乾燥しがち。かかと専用の保湿クリームのほか、肌になじみやすいホホバオイル、ワセリンなど油分が多いクリームを塗布します。コットンに保湿オイルを含ませてラップを巻いたり、つま先の空いたかかと用靴下を履いて寝たりすると、より保湿効果が高まるのだとか。