ライラックの水あげのコツ

最初にもお伝えした通り、ライラックは水が下がりやすい花です。入手したら、枝を斜めにカットして、さらに真ん中に切り込みを入れましょう。

できれば切り口から4~5センチ程度、ハサミやカッターなどで樹皮を取り除くと、より水あげがよくなります。

もし、飾っている途中で花がくったりとしてしまったら、また上記のように切り戻し、たっぷりの水につけてみてください。このとき、新聞紙などで枝全体をぴったりと包んで涼しい場所に1時間程度おいておくとより効果的です。

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「ライラック」の基本情報

□切り花の出回り時期: 5月(輸入品は通年)

□香り:あり

□学名:Syringa vulgaris

□分類:モクセイ科ハシドイ属

□和名:紫丁香花(ムラサキハシドイ) 、リラ

□英名:Lilac、Lilas

□原産地:ヨーロッパ南東部、東アジア

□花言葉:「青春の思い出」「友情」「幸福の香り」など

花毎でご紹介しているライラックのお話 第九十二話 立夏の花絵「ライラック」

志村紀子

東京生まれ。国内を代表するホテル、外資系大手ラグジュアリーホテルのウェディングやパーティー装花に携わり、帝国ホテルプラザ店で活躍。現在は第一園芸を代表するデザイナーとして、Noriko Shimuraブランドを展開。他にも社内スタッフ教育部門の講師、対外的なワークショップ講師、各種商品提案、空間装飾のデザインなどを担当している。

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夢の花屋 第二十二話「春のパリに見立てる」

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【ご案内】次回より掲載時期が毎月前半の節気に変更になります。三十七話は2024年6月5日(芒種)に掲載いたします。

Text・第一園芸 花毎 クリエイティブディレクター 石川恵子