「運営委員会」と「編集部」の関係にも焦点

3点目については、「日々の編集部の運営」の最高責任者は古田氏だとして、「私に対して運営委員会から個別に『これをファクトチェックしなさい』みたいなことはない」。一方、能登半島地震関連の出稿が1月3日になったことについて「1日に出さなければなられなかったのではないか」といった議論が出たという。

ただ、具体的な議論の内容については

「記事の検証の内容を具体的に扱うので、何から何までを公開するということは非常に慎重にならざるを得ない」

として、意見を踏まえた上で

「公開範囲を議論するということになる」

とした。

この会合の直前に調査報道団体「フロントラインプレス」が、ファクトチェックに関する記事を連続して配信し、団体のあり方について注目が集まっていた。

JFCは5月26日、フェイスブックに1週間のまとめ記事とともに

「反日・反政府的だと批判されることも多いJFC ですが、 今週は逆に『政府から支援されているのでは』というような指摘も広がりました。JFCが政府から資金援助を受けているという事実はありませんし、その予定もありません」

と投稿している。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)