いろいろなクレマチスを集めて贅沢に

3種類のクレマチスをまとめてひとつの花器に生けました。

同じ品種とは思えないほどの違いが楽しい、豪華だけれども、ナチュラルな雰囲気のある花あしらいです。

ここではクレマチスを使いましたが、庭などで育てられている植物を剪定することがあれば、枝や花をあつめて飾ってみるのもおすすめです。少し手間をかけて、1本1本、水に浸かる葉や痛みが進んだ部分を取り除いて、大き目の花器にざっくり生けてみてください。庭にある姿とは違った意外な植物の表情が楽しめるかと思います。

(広告の後にも続きます)

小さな一輪を集めて飾る

2種類のベル咲きのクレマチスと「タラスピ(西洋ナズナ)」をあわせてみました。タラスピは通称ペンペン草。なつかしく思われるかもしれませんが、いまでは人気の花材です。

試験管をつなげた、ユニークな花器に一輪ずつ挿してみたら、軽やかな野の風景のようになりました。

身近な草もこんな風に取り入れてみると、花あしらいがもっと楽しくなります。

こちらではガラスの水盤の中に花を生けたガラスの花器をいくつか入れいます。

こうすることで、小さめに生けた花でも華やかなアレンジメントになります。

花が少ないときには、生けるときにカットした葉なども小さな花器に生けて一緒に飾るとボリューム感が出ますので、捨てずにいろいろ工夫してみましょう。

最後は短くなった花をガラスのティーポットやカップに生けて、涼し気なティーパーティーをイメージした花あしらいにしてみました。

小さな花あしらいは花の細部までじっくり楽しめるがよいところ。ベル咲きクレマチスのくるりと反り返った花の内側と外側のコントラストや、八重咲クレマチスの繊細な花びらをじっくりと鑑賞してみてください。