相手に攻撃的な態度を取られたら、まずすべきこと。人間関係の疲れを取る「逃げヨガ」とは?

肩まわりの力み、肩こりを取るヨガのポーズ

それでは、今回の肩まわりの力みと肩こりを取る、逃げヨガのポーズをお伝えします。今回は、「肩を上げ下げ」する動きと、肩をひねって伸ばす「壁ドン」の2種類のポーズです 。

ヨガの基本の呼吸方法

ポーズを行う際には、ヨガの基本の呼吸を繰り返し行いましょう。鼻から吸って、鼻から吐きます。苦しいときは口から吐いてもいいです。お腹の底を満たすように吸い、息を吐くときはおへその辺りから押し出すように、細く長く息を吐き出しましょう。

肩を上げ下げする動き

 

まず、親指同士を重ね、腕を前に伸ばします。そのまま腕を耳の横につくくらいまで、息を吸いながらゆっくりを持ち上げます。そしてまた、息をゆっくり吐きながら腕を下ろします。これを10回繰り返して行います。

腕を上げ下げするといっても、ただ動かすだけでなく、呼吸と自分の腕を動かしている感覚に集中しましょう。「マインドフルネス」とも表現されるように、今この瞬間を大切に、今の自分の状態に心を向けることが大切です。

呼吸が浅いと細胞の元気がなくなって、調子が悪くなり、負の感情も手放せず、悪循環になります。とにかく深呼吸を行いましょう。

自分の呼吸と腕を上下する動きに集中すると、マウントをとられた~!とむしゃくしゃしたり、相手に対しての不快な感情でいっぱいになった心と距離を取ることができます。雑念が浮かんでくるようでしたら、ただ眺めて流していきます。

肩をひねる動き

肩を上下に動かしたら、今度は横の動きでひねって内側に縮こまった肩まわり、伸ばしていきます。このときしっかりを胸を開いてストレッチを行うことが大切です。胸と肩、首はつながってますので、肩こり・首こり解消にも効果な動きです。肩まわりをほぐすことで、頭痛の解消も期待できます。

壁に向き合って立ち、壁に手をつきます(手のひらを開くのがポイント)。それから体を壁とは逆方向にねじっていきます。肩まわりが開いていくのを感じてください。ほどよく伸びたところでストップ。呼吸を行い、徐々にストレッチを深めていきましょう。約40秒ほど伸ばしたら元の姿勢に戻ります。

反対側も行いましょう。

手首に不安がある場合は壁にひじをついて行いましょう。胸の筋肉がしっかりとストレッチされます。

手のひらを上に返して壁に手をつく場合は腕のストレッチにもなります。指をよく使う現代人には腕のストレッチも心地よいと思います。

肩まわりの力み、肩こりを取るヨガのポーズのやり方を動画で見る

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ヨガインストラクター・タダヒコさんのプロフィール

学童期から、人間の心理に興味があり、多数の書物に触れる。ある時期に自分自身の基本的な考え方、捉え方と共通するものをヨガの中に見出す。スタジオヨギーのトレーニングコースやクラスを担当、他スタジオのプログラム監修やオーディション審査、指導者の研修指導などを行う。瞑想、禅、ヨガ、タオ、タントラ、スーフィーなど日々学びを深めている。自身の稽古スペースでは、オンラインでもレッスンを行っている。http://tadahikoyoga.wp-x.jp/

著書に、『たった10秒で心をほどく 逃げヨガ』(双葉社刊)1540円。