リモートワークやワーケーションなど働き方が大きく変化した現在、別荘やセカンドハウスなど新たな住宅の形が誕生しています。週の半分は郊外の別荘でリモートワークを行うなど柔軟な働き方をしている方も多く、「自分もいつか別荘を建ててみたい」と思う人も多いのではないでしょうか。
今回は、別荘建築において注意したいポイントと建築トレンドを生かした空間のワンポイントを徹底解説!別荘の建築を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
別荘建築におけるメリット・デメリット
別荘を建てる際は、別荘建築におけるメリット・デメリットを把握することが大切です。別荘建築について考える際はついメリットばかりを見がちですが、デメリットや注意点もしっかり理解しておきましょう。
別荘を建築するメリット
自分の好きなデザインにできる
別荘を建築するメリットの1つとして、自分の好きな間取りやデザインをつくりやすいことが挙げられます。家族みんなで毎日使う一般的な住宅の場合は、自分1人だけの意見を押し通すわけにはいきません。家族で住み心地の良い家にするよう、家族それぞれの意見を取り入れることが大切なのです。
しかし別荘の場合、家族全員の意見を無理に取り入れる必要はありません。「老後の住まいとして」や「ワーケーションスペースの一環として」など、必ずしも家族全員の居住スペースではないためです。
老後の住まいとして活用できる
老後は郊外でひっそりと暮らし、今住んでいる家は子ども世帯に渡したいという場合にも、別荘建築は有効です。子ども世帯の家を建てる費用も抑えられるほか、二世帯住宅に新たに立て直す必要もなくなります。
もし将来的に別荘を老後の住まいにすることも考えている方は、別荘をバリアフリーの設計にしておくことをおすすめします。
通常の住宅ではできない思い切った間取りや設備にできる
別荘には実際に住むわけではないため、ある程度思い切った間取りや設備にできる点もポイントです。たとえば屋外に露天風呂をつけてみたり、ピザ窯を設置したりするなど一般的な家ではなかなかできないことも比較的挑戦しやすいでしょう。
セカンドオフィスとしても
ワーケーションの場として使えると先ほどご紹介しましたが、自営業の方は思い切ってセカンドオフィスとして活用するのもおすすめです。またワーケーションの普及に伴い、シェアオフィスとして数室貸してみるのもよいかもしれません。
別荘を建築するデメリット・注意点
別荘の使用頻度が思ったより少なく、費用対効果が悪かった
夢と憧れが詰まった別荘をいざ建ててみても、アクセスが悪かったり思いのほか使い勝手が悪く、あまり行かなくなってしまった…というケースがあります。とくに郊外に別荘を建てた場合、郊外にまで行く手段自体が少ないため徐々に足が遠くなってしまうなんてことも。
自然の多い場所に別荘を建築したいと考えている方は、自宅から交通機関で行けるのか、自家用車でのみ行ける場所なのかなどを把握しておく必要があります。
管理が大変
別荘を1年に数回ほどしか使用しない場合、家の維持管理が大変というケースも多く見受けられます。経年劣化で家の設備が機能しにくかったり、庭の草木が生い茂っていて草刈りが大変だったり…といったように、なかなか別荘に出向かないからこそメンテナンスの負担が重くなる可能性があります。
セキュリティ面にも注意が必要
長く家を空けるため、セキュリティ面にも注意が必要です。セキュリティを向上させる一例として、スマートホームシステムを活用することが挙げられます。照明やエアコン、セキュリティシステムなどをスマートフォンや音声操作で簡単にコントロールできるため、快適かつ安全な別荘を保つことが可能です。
(広告の後にも続きます)
別荘をよりおしゃれにするには?
せっかく別荘を建築するのであれば、おしゃれな間取りや内装にしたいですよね。別荘をよりおしゃれにするコツについてご紹介します!
オープンキッチンで開放的なLDKに
別荘では、家族や友人との特別な時間を過ごすことが多いですよね。オープンキッチンを導入することで、料理をしながら家族とのコミュニケーションを深められます。
対面型のオープンキッチンにすることで、開放的な空間を実現。LDK(リビング・ダイニング・キッチン)のワンポイントとなり、おしゃれさをアップできますね。
テニスコートなど充実の共用施設を設置
別荘地にスポーツを楽しめる共用施設などを設置するのもおすすめ。プールやテニスコートなどの施設を利用することで、さまざまなスポーツやレジャーを楽しめます。家族や友人とのひと時を楽しむことで、別荘ライフをさらに充実させられるでしょう。
露天風呂に挑戦する
別荘でのリラックスタイムをより充実させるためには、思い切って露天風呂を設置するのもよいでしょう。自宅にはない贅沢な空間で、心身ともにリフレッシュできます。自然を感じながらゆったりと入浴することは、別荘ならではの醍醐味。一般的な居住用の住宅であればなかなか設置しづらい設備も、別荘でなら挑戦しやすいでしょう。
自然と調和するデザインに
別荘は自然に囲まれた癒しの場所として設計されることが多い傾向です。自然と調和するデザインを取り入れることで、別荘内外で心地よい空気を感じられます。
具体的には、広々としたウッドデッキやガーデンスペースがおすすめ。自然の中でリラックスできる空間を実現できます。また大きな窓を設置することで、自然の光を取り込みながら室内を明るくすることもポイント。自然環境と一体となったデザインで、穏やかな別荘ライフを満喫しましょう。