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●東京・豊島園駅にあるバーガーショップ『THE GIANT STEP』の絶品「ブロッコリー・バーガー」が美味しい理由とは?
2023年6月に東京・練馬区のとしまえん跡地に開業した「ワーナー ブラザース スタジオツアー-メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。皆さんはもう行きました? オープンから大人気のハリポタ施設ですが、実はこの施設がある豊島園駅には、これ以外にも温泉施設(庭の湯)や映画館(ユナイテッドシネマ・としまえん)など多数の娯楽施設が充実しており、美味しいお店も多数あるのです。
そこで今回は、知り合いのハンバーガーマニアから豊島園に遊びに行ったらぜひ食べて欲しいと激推しされたお店をご紹介します。それが、豊島園にあるバーガーショップ『THE GIANT STEP』。ぜひ注文すべきなのが、ブロッコリーのハンバーガーだと言うのです。
ブロッコリーといえば、健康的なダイエットや筋トレを行う人の間で注目の低糖質・低カロリー食材。野菜でありながら筋肉の構成素であるたんぱく質を多く含み、なおかつ健康に役立つビタミン・ミネラルを多く含んでいます。
というわけで某日、実際に店に行ってみることに。しかし健康的という理由だけで訪問したわけではありません。実はここ、日本のグルメバーガーのレジェンドである東京・本郷三丁目の『ファイヤーハウス』の系譜を継ぐクラフトバーガー店。ハリポタ施設目当てではなく、わざわざココを目指してやってくる人も多い名店です。
ブロッコリーバーガーの味わいとは?
『THE GIANT STEP』は、豊島園駅から徒歩2〜3分の場所にある
豊島園駅から徒歩2〜3分の場所にある『THE GIANT STEP』は、ランチどきは店先の歩道に行列ができる人気店。筆者が訪れた日も、すでに10名ほどの行列ができていました。並んでいる間に、お店の人からメニューが渡されます。
アメリカン・クラシックな落ち着く店内
シンプルなハンバーガーやチーズバーガー、ベーコンチーズバーガー、はたまたハンドチョップしたヘビー級のステーキパティのヘビー級バーガーなど、メニューは多彩です。
その中から筆者は噂のブロッコリーバーガーを食べようとメニューを探していたのですが、見当たりません。少し迷ったのですが、しばらくして「HOW TO ORDER」(注文方法)のところに来て謎が解けました。
メニューに注文の仕方が出ていて、ブロッコリーバーガーにするには「オリジナルスタイル」をチョイス
どういうことか。ここではハンバーガーの種類を選んだ後に、3つのスタイルをセレクトすることになっています。1つ目は「ニューヨークスタイル」(N Yで流行中の生野菜抜き)、2つ目は「クラシックスタイル」(昔ながらのレタス、トマト、ピクルス入り)、そして3つ目が「オリジナルスタイル」。
3つ目を選ぶと、このお店の名物であるブロッコリーを挟んでくれるという仕組み。つまり、どんなバーガーを頼んだとしても、「オリジナルスタイル」を選べばブロッコリーバーガーになるわけです。
店内中央あたりにあるケチャップとマスタードは無料
今回はブロッコリーが入るとハンバーガーはどうなるのか、それをシンプルに体験すべく、ベーシックな「チーズバーガー」(1080円)を「オリジナルスタイル」で注文してみました。待つこと10分ほどでブロッコリー入り「チーズバーガー」が登場。
「チーズバーガー」(1080円)をオリジナルスタイルで注文
大きなバンズに肉厚のパティ。これは、マクドナルドのチーズバーガーの1.5倍〜2倍はありそうです。そして肉々しいパティの薫香を感じます。
肝心のブロッコリーですが、写真のようにパティの上に4〜5個のっています。実はブロッコリーがパティ状に変形されているのでは? と勝手に想像していたのですが、そのまんますぎて思わず「そのまんまかよ!」と突っ込んでしまいそうになりました。しかし肝心なのは味です。気を取り直していただきます。
想像以上に大きくて厚みも十分。バーガー用の包み紙でくるんで食べます
バーガー用の包み紙でバーガーをくるみ、口角の左右を最大限に広げてガブリ。クラフトバーガーは思い切り大口を空けて、バーガーの周辺にまとう空気まで食べるのが醍醐味です。
最初に感じるのが、バンズの美味しさです。表面はカリッと焼かれていて小麦の香りがふわり。甘みは少なく、ややカサカサっとした乾き系。でもこれがイイんです。ビーフパティのジューシーな肉汁やオリジナルのソースをこのパンがしっかりと受け止めるので、これがベスト。このハーモニーが最高なのです。
そして、パティのビーフは、ひき肉をこねすぎていない“肉力”が強いタイプ! バンズもパティも、いい意味で荒々しく、“男前”な感じがします。
ブロッコリーが肉の脂を適度に吸収してくれてさっぱりいただけます
これに加わるのが、例のブロッコリー。茹で加減がよく、コリコリっとした食感です。しかもこのブロッコリーの味わいが、肉の荒々しさ、肉汁の脂感を程よく受け流してくれるので、食べ進めていっても、いつまでもちょうどよいさっぱり感があります。
正直、ブロッコリーバーガーは、“まんま”を挟んだだけ、と思った自分が恥ずかしくなりました。だって、これがあるのとないのとじゃ大違い。そして、これを考えた人すごい! と絶賛したくなるほど、非常に良きトッピングなんです。
まとめ
ヘビー級バーガーのメニュー
重くなりがちなクラフトバーガーですが、ブロッコリーを挟んだだけで、食感も味も軽やかになり、しかも元のバーガー自体の味の良さも際立って、大きくてもペロっと食べられます。これはもはや“ブロッコリーマジック”と呼んでいいのでは?
今回は、シンプルなチーズバーガーにしましたが、この“ブロッコリーマジック”があれば、サーロインステーキを使った分厚いパティ(通常の1.5倍)のヘビー級バーガーもペロッと食べられると思います。
●SHOP INFO
店名:THE GIANT STEP
住:東京都練馬区練馬4-12-17
TEL:03-6767-1129
営:平日11:00〜16:00
土日祝:11:00〜20:00
休:月
(撮影・文◎土原亜子)