少しづつ外の世界に目を向けられるように
私がなかなか外に出かけなくなったと友だちに話すと、友だちが買い物やランチに誘ってくれるようになりました。なかなか気が乗らないことも多く、断ったり延期してもらったりしていましたが、私も出不精のままでは良くないと思っていたので、少しずつ友だちの誘いに応えて出かけることにしたのです。
友だちに誘われて出かけたのはいいのですが、家に戻るとどっと疲れが出て寝込むことが多かったです。そうすると夕食を作ることもおっくうになることもあり、また出かけることを渋るようになりました。
その後、友だちには体調が優れないからという理由でお誘いを断るように。すると直接会う約束ではなくメールやメッセージアプリなどで、私の興味のあるものを教えてくれたり、仕事のアドバイスをくれたりと、とても気づかったやりとりをしてくれました。
外に出かけて対面で話をすると私は緊張して内容が頭に入らないこともあり、直接会うのではなくメッセージのやりとりで少しずつ教えてもらうことでゆっくりと考えることができ、興味を持ったり、気分転換させてもらったりしました。
しばらくは外出が負担でしたが、だんだんと外の世界に興味が湧いてくるようになりました。友だちとのやりとりから数カ月たったころ、私の中で考え方が少し変わっていくのを実感しました。
体調不良の原因の1つに人からの評価や人の目を気にしすぎるというのがあったのですが、「周りからの目を気にせず、自分のしたいことをしたい!」という気持ちが芽生えたのです。自分の好きなお花を部屋に飾るようになり、お花を買うために外出したり、庭のお手入れを始めるなどトラブル前に楽しんでいた生活が少しずつ戻ってきました。
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まとめ
人間関係のトラブルで家事や仕事がおろそかになってしまい、家族や職場の人に迷惑をかけてしまいました。私自身もやる気がなくなり、日用品の買い物でも外出することがおっくうになっていきました。そんな私を何度も誘ってくれた友だちのおかげで、外の世界に興味を持てるようになり感謝しています。
直接会うことが負担になることを友だちに伝えると配慮してくれて、これまでのように関わってくれたことが、私にとって心を開くきっかけとなりました。今では、好きなことを考える時間が増え、自分のために時間を使っているように感じています。まだ回復の途中ですが、これからは無理のない程度に自分の好きなことや興味のあることをする時間を増やしていこうと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/Y.N.(46歳)
大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。