お風呂のリフォームは浴槽のタイプや工事内容によって費用が異なり、機能やグレードにこだわると高額になる傾向にあります。しかし必要な工事のみに絞り、費用を抑えるコツを活用すれば、50万円以下でもお風呂のリフォームを行えます。
今回は50万円以下でできるお風呂のリフォームをテーマに、おすすめの工事内容やリフォーム費用を抑えるポイントを紹介します。
50万円以下でお風呂・浴室をリフォームしようと考えている方はぜひご覧ください。
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1.50万円以下でできるお風呂・浴室のリフォーム
リフォームガイドのデータによると、お風呂リフォームの費用相場は79.4万円～111.9万円です。
50万円はお風呂リフォームの相場よりも安価ですが、内容によっては50万円以下でリフォームが可能です。50万円以下でできるお風呂リフォームの例を見ていきましょう。
1-1.浴室ドアの交換
浴室ドアの建てつけが悪くなったり、汚れが落ちなくなったりしたら交換するタイミングです。浴室ドアの交換は方法やドアの種類によって費用が異なります。
各費用の目安を以下にまとめました。
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カバー工法 |
開き戸 |
約5万円 |
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折れ戸 |
6～7万円 |
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引き戸 |
約10万円 |
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外枠とドアを交換 |
開き戸 |
7～10万円 |
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折れ戸 |
8～12万円 |
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引き戸 |
13～16万円 |
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ドアのみ交換 |
開き戸 |
3～5万円 |
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折れ戸 |
3～6万円 |
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引き戸 |
8～10万円 |
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1-2.在来工法の浴槽交換
在来工法の浴槽を交換するだけでも、一気に浴室の印象が変わります。
在来工法の浴槽を交換する場合、本来なら手間や時間がかかる分、50万円以上費用がかかります。しかし、浴槽以外の壁や床に劣化がなく、リフォーム工事が浴槽の交換のみであれば、費用を50万円以下に抑えることも可能です。
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1-3.床材のリフォーム
お風呂場の床材の交換は、浴室の雰囲気が大きく変わる割に比較的安価で行えるリフォームです。一般的な浴室の広さ（0.75坪）であれば、50万円以下でリフォームできます。
床材ごとの費用相場を以下にまとめました。
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樹脂床材 |
7万円〜 |
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タイル |
10万円～ |
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木製床材 |
15万円～ |
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1-4.浴室床暖房の設置
浴室の床を床暖房にすると冬場でも脱衣所との寒暖差がなくなり、ヒートショックの対策になります。また、床が早く乾く分カビが生えにくくなる点もメリットです。
床暖房の設置費用は、ユニットバスの場合10～15万円、在来浴槽の場合15～25万円程度が相場です。オプションとして追加できるユニットバスに比べて、既存の床を解体する必要がある在来浴槽の方が工事の工程が増えるため、費用相場が高くなる傾向にあります。
1-5.浴室乾燥暖房の設置
浴室乾燥暖房機は、お風呂の湿気を排出してカビの発生を抑えるだけでなく、浴室の温度調節もできる便利な設備です。乾燥機能がついているため、洗濯物を乾かすこともできます。
浴室乾燥暖房機は本体価格や設置費用、見積もり・出張費用などを含めて合計約10万〜30万円と、比較的リーズナブルに設置できるため、50万円以下でリフォームする際に検討してみても良いでしょう。
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1-6.手すりの設置
手すりの設置は、バリアフリーの観点からもおすすめのリフォームです。滑りやすい浴室内の移動時にバランスを取りやすくなるため、高齢者や体が不自由な方がいる家庭でよく施工されます。
手すりは本体価格が1本あたり1～2万円程度で、工事費や人件費を合わせても10万円以内に収まります。
1-7.シャワーユニットの設置
簡易タイプのシャワーユニットの設置であれば、30万円ほどの費用でおさまる場合もあります。
二世帯住宅の寝室にシャワーが欲しい方や、介護用のバスルームが欲しい方、部屋が狭くスペースを省略したい方など、最近はシャワーユニットのニーズも増えつつあります。
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2.お風呂・浴室リフォーム費用を50万円に抑えるコツ
お風呂・浴室リフォームの費用を50万円に抑える方法として、主に以下の3つがあります。
1つずつ見ていきましょう。
2-1.補助金を活用する
お風呂のリフォームに活用できる補助金は、以下の4つです。
介護保険の住宅改修費
地方自治体の補助金・助成金
子育てエコホーム事業の補助金
長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金
各補助金ごとに適用条件や対象工事が異なるため、事前によく確認しておきましょう。支給額もそれぞれ異なりますが、例として介護保険の住宅改修費では対象工事費用の上限を20万として、その7～9割（最大18万円）が補助されます。
こうした国や自治体が出している補助金を活用することで、お風呂・浴室にかかるリフォーム費用を抑えることができます。
ただし、こうした補助金制度には最低補助額などの条件が設けられているため、場合によっては当初予定していたリフォームよりも費用が高額になることもあります。あらかじめ注意しておきましょう。
お風呂リフォームで使える補助金制度は、以下で詳しく解説しています。
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2-2.必要な機能やリフォーム内容を考える
最新設備や便利な機能を追加していくと、リフォーム費用はどんどん吊り上がってしまいます。お風呂・浴室リフォームの費用を50万円以下に抑えるには、本当に必要な機能のみ導入することが大切です。
後から余計なものを追加して予算オーバーにならないよう、あらかじめリフォームする箇所を決めておきましょう。
2-3.複数社から相見積もりを取る
複数のリフォーム業者から相見積もりをとることで、お風呂・浴室リフォームの費用相場を知ることができます。
お風呂リフォームの提案内容は業者ごとに異なるため、なかには必要ない工事を追加して金額を上げるところもあります。相見積もりをとると、提案された工事やオプションが適切かどうか判断でき、余計な出費を抑えることが可能です。
また、リフォーム業者の中には親身に予算内で収められるよう相談に乗ってくれる業者もいますので自分と相性の良い業者を見極めるためにも複数社からの相見積もりは重要です。
