3.団地でよく行われるお風呂リフォームと費用相場
団地でよく行われるお風呂リフォームと費用相場は以下のとおりです。
ユニットバスへ変更 | 60万~150万円 |
浴槽交換 | 10万~15万円 |
浴槽コーティング | 2万~6万円 |
壁やタイルの張り替え | 10万~30万円 |
床タイルの張り替え | 10万~25万円 |
バランス釜を給湯器に交換 | 10万~25万円 |
バランス釜を給湯器に交換 | 10万~25万円 |
配管工事 | 5万~8万円 |
3-1.ユニットバスへ変更
既存の浴槽をユニットバスへ交換するには、団地のサイズに合うユニットバスを探さなければいけません。サイズが細かくオーダーできるセミオーダーサイズのユニットバスもありますが、既製品が合わない場合、ユニットバスをオーダーメイドする形になり、費用も高額になります。
また、給湯器や排水工事などのリフォームも必要になるため、100万円を超えるなど全体的に費用が高くなる傾向にあります。
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3-2.浴槽交換
団地の浴槽は置くタイプのものが多く、浴槽を丸ごと交換することが可能です。その場合は大がかりな工事が必要なく、費用も約10万から15万円ほどと、比較的安く収まるでしょう。人工大理石やFRP(強化繊維プラスチック)の浴槽が、耐久性も高くおすすめです。
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3-3.浴槽コーティング
古いお風呂であっても浴槽をコーティングすることで、普段落ちにくい汚れが落ちてピカピカになります。浴槽の大きさや使用するコーティング剤によって費用は異なるものの、費用はおおむね2万~6万円ほどです。
手軽にできるリフォームとしておすすめですが、いくつか注意点もあるので、こちらの記事を参考にしてください。
安くて早い浴槽塗装の基礎知識〜特徴・価格・注意点〜
3-4.壁やタイルの張り替え
団地のお風呂の場合、壁に使われているパネルやタイルは強度の問題から撤去できないケースが少なくありません。
そのためリフォームではパネルやタイルを撤去せず、補修してその上から新しいものを貼っていく方法が一般的です。素材や作業範囲によって費用は異なりますが、大体10万~30万円が相場といわれています。
浴室・お風呂の壁リフォーム基礎知識:壁材の選び方とリフォーム費用
3-5.床タイルの張り替え
団地のお風呂で使用される床材は、大きく分けてビニール素材のシート、耐久性と耐水性に優れたタイル、滑り止め加工がされた樹脂の3種類があります。
床タイルを張り替える場合は、10万~25万円が相場です。ビニール素材のシートは4~14万円、樹脂床材は5万円ほどが費用相場といわれています。
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3-6.バランス釜を給湯器に交換
団地のお風呂で使用されるバランス釜は浴槽の真横に設置されており、スペースを圧迫してしまうというデメリットがあります。バランス釜を撤去しスリムタイプの給湯器に交換すれば、空いたスペースを利用し広い浴槽を設置できるでしょう。
バランス釜と給湯器に交換する際のリフォーム費用は、10万~25万円が相場です。
細かい費用の内訳はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
団地のお風呂をリフォームする際の費用と注意点の全解説
3-7.配管工事
団地のお風呂リフォームでは、前工事として各配管の逃がし工事、本工事として各配管の結び工事が発生します。
給水や給湯、排水配管の逃がし工事の相場が大体3万~6万円ほどで、同じく給水や給湯、排水配管結び工事が1万~2万円が相場です。両方を合わせると費用相場は5万~8万円ほどになるでしょう。
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4.団地のお風呂リフォームに使える補助金
団地のお風呂リフォームに、補助金が使える場合があります。お風呂のリフォームが対象となる補助金制度は、主に以下の4つです。
(要支援または要介護認定されている人のバリアフリーリフォームの場合)
各自治体の独自の補助金制度
(高断熱浴槽・節湯水栓などを導入する場合)
対象となる工事や支給額は各補助金制度によって異なるので、利用できるものがあるか、工事を依頼する前に調べてみましょう。
以下の記事でお風呂リフォームに使える補助金を詳しく解説しています。
【2024年度】お風呂リフォームで使える補助金は4種類!申請方法も解説