“目の錯覚”でデカ目見え!科学が教える目元印象アップメイクとは

読者アンケートを行ったところ、「アイメイクをしなくなった」「やり方や似合う色がわからない」という声が多く寄せられました。でも菅沼薫さんによるとアイメイクをしないのは損! その理由とは? 今回から数回にわたり 、アイメイクについて解説します。

アイメイクには目を大きく見せる効果がある

年を重ねると、目もとのたるみやシワが増えてきますよね。そのため、アイメイクがキレイに仕上がらなくなったり、目が小さくなったように感じてアイメイクを諦めてしまう人が多いようです。でも、そういう人にこそアイメイクをしてほしいと私は思っています。それは、アイメイクをすることで目を大きく見せて魅力的な顔立ちに見せることができるため。

目の大きさは魅力度に比例するとも言われています。特に日本人の場合、大きな目に憧れる傾向にあります。それがアイメイクで叶うなら、やらなきゃ損だと思いませんか?

実際に、メイクのプロたちが施すアイメイクには目を大きく見せる効果があります。彼らは経験の中で、「目が大きく見えるアイメイク」の技法を確立してきたわけですが、近年になって、資生堂と大阪大学の研究によりそのメイク効果が科学的な実験によって証明されています。そこでまず今回は、その科学的証明をもとに「アイシャドウの効果」についてお話ししたいと思います。

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目の錯覚を利用して、目を大きく見せる

下の図を見てください。内側の円はどちらの方が大きいでしょうか?

パッと見た時、左の円の方が二重丸の内側の円が大きく見えませんでしたか?

でも、内側の円の大きさは同じなんです。

同じ大きさの円でも、外側と内側の円の距離によって違う大きさに見える。この目の錯覚を、錯視と言います。
そして、この錯視をうまく利用して、目を大きく見せるのがアイメイク。外側の円を眉、内側の円を目とイメージしてみてください。眉と目の距離が短い方が、目が大きく見えることになりますよね。実際の眉と目の距離を縮めることは不可能ですが、目の錯覚を起こすことで、距離を短く見せることは可能です。そのために必要なのが、アイシャドウです。