結婚後、35歳でパーソナルジムに就職。子どもが欲しくて妊活中ということを伝えた上で採用してもらいました。仕事も覚え、パーソナルトレーナーとしてデビューも近づいてきた矢先、私の妊娠が判明。妊娠期間中の私に対する店長の態度に疑問を感じ、2年勤めた職場を辞めた私の体験談です。
自由でわが道を進むタイプの店長
体を動かすことが好きで、ジム通いが日課の私。体を動かす仕事をしたいと思い、結婚後に自分が通っていたパーソナルジムで働くことにしました。一人前のパーソナルトレーナーを目指し、店舗の受付をこなしながら、トレーニングの研修を受ける毎日。仕事の合間を見て、トレーニングの方法や食事方法などについて勉強を進め、ジムに来たお客さんのトレーニングの補助をするようにまでなれました。
そのとき、ジムの店長兼経営者として店舗を仕切っていたのは、私より3歳年下の男性。自分より若くして、会社を立ち上げるなんてすごいなと思っていました。初めて会ったときの印象は、パワーに満ちあふれたアグレッシブなマッチョ。店長自身も体を鍛えることに余念がなく、隙間時間はトレーニングを欠かしません。
トレーニングに熱心な真面目さが伺える半面、自由でわが道を行く性格もちらほら見られました。お客さんがいないときはバックヤードで寝ていたり、スタッフに店舗を任せてふらっと出かけたり、他のスタッフとも意見が食い違い言い合いになったりと……。店長ってこんなものか? と思いながらもあまり気にせずに仕事をこなしていました。
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私の妊娠後、態度が一変!
その当時、職場のパーソナルジムは知識や経験が豊富なトレーナーを抱えていたため、評判が良く会員数もどんどん増えていき経営も絶好調。
そんな矢先、私の妊娠が判明しました。つわりもありトレーニングどころではなく、店舗の受付もままならない状態に。それでも仕事はなるべく休みたくなかったため出勤していましたが、吐き気を抑えきれずトイレに駆け込むこともしばしばありました。ホルモンバランスが安定しないせいかわかりませんが、眠気を抑えられないことも。
体調が優れないながらもできることをこなしていましたが、そのうち任される仕事の内容がだんだんと雑務よりになっている気が……。妊婦だからといって、甘えるつもりはありませんでしたが、私だけ、フロアの雑巾掛けやトイレ掃除、エアコンの掃除などの雑務を任されるような気がして仕方ありません。
「他のスタッフはトレーニング指導があり、私は指導の担当ができないからしょうがないか」とは思いつつ対応していました。のちに他のスタッフから聞いた話によると、その雑務の指示は全部店長が出していたとのこと。そんなある日、店長から呼び出しが……。