35歳のころ、原因不明の足の指の痛みに悩まされていました。自分なりに対策したものの、症状は悪くなるばかり。ついには痛みが強くなって日常生活に支障が出るようになりました。保育園児の子育て中、かつ仕事もあり、「これではいけない」と病院を受診したときのお話です。
足の指が痛くて整形外科を受診
当時、看護師として病棟で働いていた私は、ある日を境に足の指に痛みを感じるようになりました。「足がむくんでいるのかな」と思い、高価な弾性ストッキング(むくみ取り靴下)を買って毎晩はいてみたものの、症状は悪くなるばかり。
歩くのがつらくなるほど痛みが強くなったので、勤務していた病院の整形外科を受診しました。視触診やX線検査など、ひと通りの診察をしてもらい、最後に先生は「念のため」と言って血液検査をすることになりました。
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血液検査の結果は
血液検査の結果、RAと抗CCP抗体という数値が異常に高いことがわかりました。病名は「関節リウマチ」。女性に多く、30代で発症することも珍しくない病気とのこと。関節リウマチは手の指がこわばるものだと思っていたので、診断が付いたときは驚きを隠せませんでした。
医療職なので関節リウマチ患者さんと接したことのあった私は、患者さんの曲がった手の指や痛みに苦しむ姿を思い出し、「自分も将来は……」と、しばらくは落ち込んだ状態で過ごしました。