40歳になったばかりのある晩、眠ろうと横になったところ、これまで体験したことのないめまいに襲われました。今まで、貧血や低血圧で立ちくらみのようなめまいを経験したことはありましたが、ベッドに横になっているのにめまいがするのは初めてだったので、不安になりました。

横になっているのにめまいが…なぜ?

その日は特に忙しかったというわけでもなく、暴飲暴食をしたわけでもなく、いつもと変わらない1日でした。ですが、入浴してパジャマに着替え、ベッドに入って目をつぶるとすぐに異変が起こりました。

突然、無重力感のようなふわふわした感覚が私を襲ったのです。まるでエレベーターやジェットコースターに乗ったときに感じる、スッと足元から落ちるような気持ち悪さがありました。思わず目を開け、体を起こすとその感覚は治まりました。しかし、気のせいかと思ってまた横になると同様の現象が起きて、気持ちが悪くて眠れないのです。

(広告の後にも続きます)

いろいろ調べてみると…

めまいには大きな病気に関連するものもあると聞いていたので、とても怖くなりました。しかし、とりあえず眠れるように対処しなければと思った私は、インターネットで自分なりに症状を調べてみることにしました。

すると、自分の症状に合うものがありました。それは「良性発作性頭位めまい症」というものでした。耳の中にある「耳石」というカルシウムの粒が、剥がれて耳の中で転がることで起こるのだそう。中高年、特に更年期以降の女性には起こりやすい症状だということでした。