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●食べログ百名店にも選ばれた大阪のうどん店『踊るうどん』。名物の「肉まいたけ天温玉ぶっかけ」を食べてきた。
JR大阪駅の南側に建つ4棟の「大阪駅前ビル」。地下1階・2階がつながっており、巨大なグルメスポットになっています。迷路のように入り組んだ通路には安くて旨い飲食店がズラリと並び、お昼時や夕方以降はいつも大賑わい。サラリーマンのオアシスとして親しまれています。
待っている間に注文を取ってもらえるため、提供は早め
今回訪れたのは、大阪駅前第3ビルにある『踊るうどん』。SNSやテレビ、雑誌など、数々のメディアで取り上げられ、食べログ百名店に2度選ばれている人気店で、讃岐うどんとは全く異なるもちもち食感のうどんを求めて、連日大行列ができています。
平日の開店直後、店内はほぼ満席。たまたま1席空いており、待つことなく入店できました。店を出るころには列ができていたので、ランチタイムに訪れる際は覚悟しておきましょう。
不動の人気メニュー「肉まいたけ天温玉ぶっかけ」
心踊る種類豊富なメニュー
メニューは大きく分けて「生しょうゆ・ぶっかけ・かけ・かまたま」の4種類。今回は名物の「肉まいたけ天温玉ぶっかけ(冷)」を注文しました。温と冷から選べますが、麺の特徴をより感じられる冷の方が人気なのだそう。
「肉まいたけ天温玉ぶっかけ」1100円
艶やかな麺の上にぷるんとした温泉卵、やわらかそうな牛肉、大きな舞茸の天ぷらがのっていて見た目にも豪華! 横には3種の薬味とつゆが添えられています。つゆをぐるっと回しかけて、早速いただきましょう。
冷水でキュッと引き締まったもっちり麺
麺はやや細めで、箸で持ち上げると少し伸びる独特の感触。大阪のうどん好きの間では”グミ系”や”ムニュムニュ系”と呼ばれていますが、まさにその通り。ツルツルとした喉越しとむっちりした食感を楽しめます。
こちらのうどんは、北海道産と三重産の国産小麦のみを使用した自家製麺。小麦の産地や季節、天候によって塩や水の量、生地を寝かす時間、太さを変えてゆで時間も秒単位で調整しているそうです。
甘辛い牛肉とあっさりつゆが相性抜群 [食楽web]
そんな自慢のうどんと合わせるつゆは、風味豊かなサバやウルメ、メジカをブレンドしたあっさりタイプ。鰹を使ったものとは異なるキリッとした味で、のびやかなうどんとよく合います。トッピングの牛肉は赤身と脂のバランスが絶妙。薄切り肉をすき焼きのような甘い出汁でしっとりと煮込んであり、肉の旨味を堪能できます。
サクッと旨味が深い、名物「まいたけ天」
単品注文も可能。「まいたけ天」200円
同店の名物ともいえるのが、サックリと揚げられた舞茸の天ぷら。ほんのり味がついているので、そのまま食べてもおいしいんです。食べ進めるとつゆに浸った部分がふやけてきて、それもまた良し。
大きな天ぷらが3つも入っていてボリューム満点ですが、衣が薄づきなので胃への負担がありません。この店を訪れたら絶対に食べて欲しい逸品です。
温泉卵と薬味で味変を楽しむ
とろっとまろやかな温泉卵
ある程度食べ進めたら、温泉卵を崩し、薬味を入れて味変を。とろっとした黄身がうどんに絡みつき、濃厚な味わい。生姜と大根おろし、ねぎを入れると清涼感も倍増。ひんやりとしたうどんがツルツルと喉を通り、暑くて食欲が落ちがちなこれからの季節にぴったりです。
ちなみに、うどんはプラス200円で大盛り、マイナス50円で小盛りにできます。普通盛りでも量が多めなので、お腹の具合に合わせて注文しましょう。
まとめ
『踊るうどん』の「肉まいたけ天温玉ぶっかけ」は、ムニュムニュ食感の個性的な麺とカラッと揚げられた天ぷらが絶品。一度食べると忘れられない味で、大行列ができるのも納得のおいしさでした。気になる方はぜひ訪れてみてください。
(撮影・文◎安達春香)
●SHOP INFO
踊るうどん
TEL:06-6344-3760
住:大阪府大阪市北区梅田1丁目1-3
営:11:00~15:00、17:00~21:30
休:年中無休