若手芸人の登竜門とされるお笑いコンクール「ABCお笑いグランプリ」の第45回大会が2024年7月7日に行われ、「M-1グランプリ2023」王者でもある令和ロマンが優勝を果たした。
「あとはM-1グランプリでお会いしましょう」
ABCお笑いグランプリはデビュー10年目以内の若手芸人らを対象として、漫才やコント、歌ネタなどジャンルを問わず若手芸人の頂点を決める大会だ。
令和ロマンは23年度のM-1グランプリで優勝を果たした一方、20年から出場していたABCお笑いグランプリでは準優勝止まりだった。23年大会では、ファイナルステージでダブルヒガシとの同率最高点を記録したものの、ファーストステージでの点数差により敗れていた。
7日の大会では、グループC一番手として登場した令和ロマン。かが屋・フースーヤ・ぎょねこの3組と戦い、ファイナルステージへ進出した。決勝戦・ファイナルステージでは8人組コントユニットのダウ90000、お笑いトリオ・青色1号との戦いを制し見事王者となった。
令和ロマンが659点、青色1号が655点という僅差での優勝が決まった瞬間、2人は大きくガッツポーズをすると飛び跳ねて大はしゃぎ。高比良くるまさんが会場に舞う金テープを掴み口に入れると、松井ケムリさんは「食べるな、食べるな」とツッコミを入れつつ笑顔を見せた。
高比良さんはカメラに向かって「イェーイ! よっしゃあ!」と大絶叫。周囲に見せつけるようにピースサインをする高比良さんに、松井さんは「良くないって。あんま良くない、喜びすぎ」と困り顔でツッコミを入れた。
司会の南海キャンディーズ・山里亮太さんから優勝にあたっての心境を問われると、「ホントに出るので、『どうなんだろう』とか思ってたんですけど、いざ優勝したらメチャクチャ嬉しいです!」と喜びを叫んだ。
松井さんは「これでやっと成仏できます。ありがとうございます」とホッとした表情を見せた。
令和ロマンは、24年度のM-1グランプリにも出場を宣言している。高比良さんは、ぐるりと周囲の芸人らを見回すと「あとはM-1グランプリでお会いしましょう」と宣言した。
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「今年のM-1も掻き回してくれ!」
悲願の優勝に、2人はそれぞれのXでも喜びを伝えている。
高比良さんは「やっと優勝できたぞ!!!!!!!!!!!!」とコンビのツーショット写真を添え喜びを爆発させた。写真には、大きく口を開けて笑いピースをする高比良さんと、真顔で胸を張った松井さんが並んでいる。
松井さんは、優勝を報じたネットニュースのスクリーンショットを添え「嬉しいのかよ」と独特の口調で噛み締めた。
SNSでは、「令和ロマン、M-1もABCもトップバッター優勝やば…」「令和ロマンさすがすぎる!!! これは強いわ」と盛り上がる声のほか、早くもM-1グランプリ2024に期待をのぞかせるコメントも目立つ。
「おめでとう M-1よりはしゃいでたやん(笑) ガチで2連覇の可能性を持つ漫才師だから、年末までに軌道修正して、もっと高い点取っちゃって下さい!!!」
「去年一昨年のリベンジ、M-1との2冠本当にカッコ良すぎる!! マジで、今年のM-1史上初の2連覇があり得る。今年のM-1も掻き回してくれ!」