南青山にある一軒家イタリアン『misola』。
2階には吹き抜けが開放的なメインダイニング、3階にはテラスも備わった完全個室もあり、デートにもぴったり。
国内外で経験を積み重ねたシェフが作る料理は、色彩豊かで美しく、繊細だけど力強い味わい。その美味しさの根源に迫る!
百戦錬磨の手練れが感性と技術を駆使して作る、珠玉のイタリアン
あまりの美しさに「フレンチと思われる方も多いです」と笑うシェフの石濵一則さん。
確かに「近江鴨のグリリア」は官能的なロゼ色に焼き上げた鴨に、鮮やかな野菜を添えてメリハリをつけており、彩り豊かな仕上がり。
だが、食べれば即座に体が旨いと反応する明快さがある。
主役の鴨の存在感は揺るぎなく「鴨は旨みを存分に感じてもらうため、塩と少量のきび糖をなじませました」と、素材の魅力をシンプルに引き出した料理と分かるのだ。
石濵さんは20年以上のキャリアを誇り、イタリアでは魚介料理が得意な人気店で郷土料理の奥深さにも触れている。
伝統的な美味しさを理解した上で、化学的ともいえる現代の技法を融合。その世界観を、仕入れによって内容を変えるおまかせコースで提示している。
現地のコク深い美味しさを表現した「イカ墨のタリオリーニ」。
3種のデザートも女心をくすぐる!
そんな石濵さんだからデザートも一級品。
この日はティラミスとパンナコッタなどだったが、意外性たっぷりに表現。
「定番をどうアレンジして驚かせるかもテーマのひとつです」
卵白で固めた「エディブルフラワーのパンナコッタ」も初体験の食感。
最後の茶菓子は薄焼きクッキーと山椒香るピスタチオのチョコムース。
料理はすべて¥14,300のコースより。
1,800本の中から好みのイタリアワインを!
鴨にはシチリアの赤「バルバベッキ クォタ ミッレ」(右)。
長期熟成の深みがイカスミパスタと合う「ルガーナ リゼルヴァ」(左)。
1階にはイタリア全土から集めたワインを貯蔵するウォークインセラーが。
上記のように料理に合わせたワインを、ペアリング(¥11,000~)でも提案してくれる。
今夜はどんな料理と出合えるか、通うたびに興味が増す、稀有なイタリアンだ。
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