文具のとびら編集部

VALUE CREATION LABは、万年筆・インクとルームフレグランスの新コンセプトショップ「STYLE OF LAB」を2024年7月11日(木)にオープンする。店舗面積は約7坪で、場所は東京・恵比寿駅から代官山方面に4分ほど歩いたビルの1階となっている。

「STYLE OF LAB」は、ルームフレグランスに包まれたおしゃれな空間で万年筆を使うことを提案する店舗。「知的でありたい」、「クリエーティビティを磨きたい」、そして「おしゃれでいたい」、そんな思いを持つ女性がターゲットだ。

店主の耒谷元氏は、筆記具メーカーのぺんてる、セーラー万年筆に20年ほど勤務した経験を生かし、2024年1月に新会社VALUE CREATION LABを設立。新会社では、「これまで世の中にない付加価値(物やサービス)を生み出す、あらゆる可能性に挑戦できる。実験室(ラボ)的な空気をまとった会社」を目指している。そして、その実験室として、新店舗「STYLE OF LAB」を開くことにした。


店主の耒谷元氏

耒谷氏は新店舗を出店するきっかけについて、次のように話す。
「プラスとセーラー万年筆が銀座に万年筆とインクのショップ『アンコーラ』を出店したとき、女性のお客様が万年筆や万年筆インクに対して非常に関心が高いということを知りました。『文具女子博』でも万年筆やインクは人気です。そういったなかで、万年筆市場をもっと発展させていくために、女性のお客様にアプローチする手段がまだまだあるんじゃないかな、と思いました。どうすればいいだろうかと考え、私自身フレグランスが好きだったということもあって、万年筆、インクとルームフレグランスを一緒にやってみることにしました」。

セーラー万年筆の万年筆ビュッフェから長刀研ぎまで

白を基調とした店内には、セーラー万年筆の万年筆とインクに加えて、ルームフレグランスが並ぶ。

万年筆の価格帯は4,000円台から4万円台が中心。リーズナブルな価格帯では「万年筆ビュッフェ」が注目を浴びそう。万年筆のボディや蓋の色など6種類のパーツをビュッフェのように自分好みで選んで、自分だけの万年筆を作ることができる商品。オリジナルギフトBOX入りで、税込4,840円。


万年筆ビュッフェ

万年筆ではそのほか、“どんな書き方の人でも快適に使える”新ブランド「TUZU アジャスト万年筆」や「四季織」に加え、「プロフィット21」、「プロフェッショナルギア」の白ボディなどを品ぞろえ。黒ボディは長刀研ぎしかないが、長刀研ぎは全種をそろえている。


プロフィット21とプロフェッショナルギアの白ボディ


長刀研ぎ

また、STYLE OF LABオリジナルデザインの万年筆を近日販売する予定。万年筆インクでもオリジナルを発売する。その第一弾は、STYLE OF LABの代表的なフレグランス「#24」へのインスピレーションから調色したインクの発売を予定している。

そのほか、定期的に万年筆インクブレンドのイベントも企画。店頭で自分が作りたい色のイメージを伝え、インクブレンダーが、その場でその色を調色するという。

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オリジナル・ルームフレグランス

一方、ルームフレグランスでは、STYLE OF LABのフィロソフィー“情熱・挑戦・洗練”を表現した香り「#24」をはじめ、夏の一日に気持ちをあげ、リラックスさせてくれる三つの香り(「a Luminous Morning」、「a Calm Sunny Day」、「Make a Wish」)の合計4種類をそろえる。


シグネチャーフレグランス「#24」

同店のフレグランスは、東京・表参道のTHE NOTE BARと共同開発したオリジナルの香り。300種類以上ある天然の香料の中から選ばれた香りを日本国内でブレンドし、気品ある洗練されたオリジナルのフレグランスに仕立てた。

香りの選定にあたっては、万年筆を使う時間と空間に相応しい、思考やクリエーティビティを刺激する洗練された香りを目指したそう。