5.ベランダ・バルコニーをリフォームするときの費用面の注意点
ベランダやバルコニーをリフォームするときには、費用面で知っておきたい注意点がいくつかあります。
リフォーム内容によっては固定資産税に影響したり、追加費用がかかったりする可能性があるため、この章でしっかりと確認しておきましょう。
「建築確認申請」が必要になる可能性がある
ベランダやバルコニーを後付けしたり拡張したりするリフォームは、建築物の増築工事にあたります。
防火地域または準防火地域で増築工事をするときには、原則として建築確認申請が必要になり、工事費とは別で申請代行費用に15〜20万円ほどがかかります。
申請によって固定資産税がわずかながら高くなる可能性もあるため、建築確認が必要なのかを、リフォーム会社に必ず確認してください。
なお、防火地域または準防火地域以外ならば、10㎡以内の増築は申請不要です。費用を抑えたい方は、増築面積は10㎡以内までにとどめておきましょう。
メンテナンス費用・頻度を知っておく
直射日光や雨風にさらされているバルコニーやベランダは、内装材と比べて劣化が早く進みます。
たとえば人工木は木の風合いを楽しめますが、美しさを維持するためには5年おきに再塗装が必須。メンテナンスをしても耐用年数は10〜15年と、長くはありません。
初期費用の低さや見た目のおしゃれさだけではなく、メンテナンス費用や頻度も考慮しながら素材を選びましょう。
火災保険が適用される可能性がある
ベランダやバルコニーが雨漏りや破損したとき、以下のような原因であれば火災保険が適用される可能性があります。
台風
強風
ひょう
積雪
自然災害による補償は保険会社によっては特約になるため、保険証券や保険会社のマイページなどから補償範囲を確認してみてください。
ただし、自然災害後に症状が出たとしても、その原因が明らかに劣化と考えられる場合は、対象外となります。
判断は保険会社に委ねられるため、自然災害の直後に雨漏りや破損が見つかったら、まずは保険会社に確認しましょう。
雨漏りと火災保険について詳しくまとめた記事がありますので、ぜひこちらも参考にしてください。
雨漏りで火災保険が使えるケースや申請手順を解説|詐欺業者に注意!
相見積もりをする
リフォーム費用は業者が定める工事の㎡単価や、提携メーカーの割引率によって左右されるため、まったく同じ工事を依頼しても費用に差が出ます。
できるだけ費用を抑えたいと考えるのであれば、複数社での相見積もりをおすすめします。
見積額や内容を比べてみて、高すぎたり安すぎたりする業者は避け、保証やアフターサービスがしっかりとしている会社に正式依頼しましょう。
▼ベランダのリフォームを進める手順や成功のポイントなどは、こちらの記事で解説しています。
ベランダ・バルコニーをリフォームすべき状態と必要な工事・ポイントや業者選びを解説
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6.まとめ
ベランダやバルコニーのリフォームは10〜30万円ほどでできる工事がほとんどですが、増設や新設、室内化などの大がかりな工事になると100万円を超えます。
予算内で希望通りのリフォームをするためには、ベランダやバルコニーのリフォーム実績が豊富な会社に依頼するのがおすすめです。
どの会社に依頼したらいいか分からないという方は、リフォームガイドをご利用ください。リフォームガイドではプロのコンシェルジュが、お客さまの希望にぴったりの優良リフォーム会社を探し、ご紹介します。まずはお気軽にお問い合わせください。