【チェック3】寒い日は早朝ジョギングで体を温める
【判定3】×:血圧が急上昇することも。高血圧の人は注意!
早朝は交感神経が活発になるため、健康な人でも血圧が上昇します。また睡眠中の発汗などで血液が濃縮されているため、血栓ができやすくなる時間帯でもあります。実際に心筋梗塞や脳梗塞の発作が起こりやすいのは起床後1時間以内という報告も。
高血圧の人や狭心症、不整脈、心筋梗塞になったことがある人は早朝の運動は控えましょう。特に気温が低い日は、室内との気温差で血管がぎゅっと収縮するので、よりリスクが高くなります。
(広告の後にも続きます)
【チェック4】血圧は最高血圧しか気にしない
【判定4】×:上下の差「脈圧」が65以上は高リスク
血圧を測ると、血管に最も圧力がかかる「収縮期血圧(最高血圧)」と血圧が最も緩やかになったときの「拡張期血圧(最低血圧)」の数値が示されます。つい上の血圧ばかりを気にしてしまいますが、上と下の差である「脈圧」もよく確認しましょう。
脈圧が大きいと、血液の量に合わせて血管が十分に伸び縮みできていない可能性があります。つまり血管が硬くなって動脈硬化を起こしていることが考えられます。
脈圧は40~60くらいなら心配はなく、65以上になると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなるといわれています。一般的に最高血圧は加齢とともに高くなりますが、最低血圧は50代をピークに低くなっていく傾向にあります。
最高血圧の数値だけでなく、脈圧も見逃さず、差が広がり過ぎないように食生活や生活習慣に配慮しましょう。