Culture Spot_かつての学び舎が生まれ変わり、書店やギャラリーが集う『Q1』に。
市街地の中心に1927年に設立され、閉校してからも”旧一小”の愛称で親しまれていた山形市立第一小学校旧校舎。2022年、登録有形文化財である建物をリノベーションし、『やまがたクリエイティブシティセンターQ1』(山形市本町1−5−19)として作り手やショップが会する新たな拠点に。工事を最小限に抑えた外観は、実に学校らしい意匠。初訪問でも懐かしさがこみ上げる。
「1−B」にテナントとして入居する『ペンギン文庫』は、仙台を拠点とする移動式本屋の実店舗。「山形や東北をキーワードに、書籍やローカルのZINEなども紹介しています」とは、店主の山田絹代さん。各地を巡りながら出合った著者やクリエイターの本も仕入れる。
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Food_ 芋煮、そばに並ぶソウルフード。『エンドー』が進化させるげそ天。
山形の食といえば、とローカルの人々が揃って薦めてくれたのが『エンドー』(山形市長町2−1−33)。昭和40(1965)年から営業する町のスーパーでありながら、小板橋さんが「その枠組みをとっくに飛び出している」と話すように、名物はイートインのげそ天だ。日本海で獲れたスルメイカを米油で揚げ、衣はサクサク、中はふっくら。油が軽く、箸が止まらない。 スーパーマーケットとして、鮮魚や惣菜も販売するほか、リキュールや果汁ジュース、乾麺などお土産も見つかる。左が3代目の遠藤英則さん。
げそ天は全11種のフレーバーの多さも魅力。塩レモン、ピンク(紅生姜)ともに小¥440。筋子と鮭、げそ天のおむすびの三兄弟セット¥990。