3.リビングの増築リフォーム|増築の制限と注意点
リビングの増築を検討する際には、事前に確認すべき事項がいくつかあります。増築には場合によっては法律による制限がかかる場合もあるため、直前になって内容変更を余儀なくされることがないよう、事前にこれらのポイントを押さえるておきましょう。
3-1.家の外部に増築する場合は建築基準法を確認する
建築基準法では、敷地面積に対する建築面積・延べ床面積の割合が決められています。建築基準法に違反した工事はできないので、リフォーム会社の方にしっかりと確認しましょう。
3-2.増築の面積が10㎡以上の場合は確認申請が必要となる
家の外部に10㎡以上増築する場合は工事を始める前に自治体に確認申請をして審査をしてもらわなければなりません。確認申請は、専門家に依頼する方がスムーズですので、外部に増築をお考えの際は確認申請をサポートしてくれるリフォーム会社を選ぶと良いでしょう。
3-3.通し柱などがあると壁を取り壊すことができない
家の構造上、なくてはならない柱や壁があるため、希望通りの工事ができないことがあります。
見積もりのために現地調査に入ってもらうときに、リフォーム会社にチェックしてもらいましょう。
増築リフォーム時には法律違反にならないかどうかのチェックも必要なので、プランニングは慎重に行いましょう。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
5分で分かる増築時の確認申請とは!
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4.リビングの増築リフォーム|事例
リビングを増築するリフォームにはさまざまなパターンがあり、どのような工事をすべきか迷う方も多いでしょう。
ここでは実際にリビングの増築リフォームを行った2つの事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
4-1.増築&間取り変更でより広さを増したLDKに
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戸建て |
20年 |
955万円(玄関拡張・キッチン交換を含む) |
1ヶ月半(玄関拡張・キッチン交換を含む) |
ダイニングと隣の部屋を一体化し、更に増築をすることで、広々としたLDKを作り上げた事例がこちら。元々はキッチンを一新して使いやすくしたいというご要望のみでしたが、理想の住まいへのイメージが膨らんだ結果、リビングの増築や外装塗装も含めた、大規模なリフォームとなりました。
間取り変更により広さを増したリビングは、より明るく開放的な心からくつろげる空間へと生まれ変わりました。
出典:https://www.8044.co.jp/gallery/138
4-2.ムダのない間取りでLDKを居心地の良い空間に
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戸建て |
30年 |
1,727万円(外壁・水回りリフォーム等、家全体のリフォームを含む) |
3ヶ月(外壁・水回りリフォーム等、家全体のリフォームを含む) |
築30年を超えるご実家を受け継いだ依頼者様が、不便に感じていた家事導線を改善し、できる限り室内を広く見せることを目指して実現したリフォームがこちら。細かく仕切られていた1階の間取りを整理し、開放感と利便性を両立したLDKにしました。
元は2階にあったバルコニーを1階に移設したのも大きな変化です。洗濯物を干しやすくなっただけでなく、子どもの遊び場や家族団らんのスペースとしても活用できるようになりました。