デート中やグルメな仲間との食事の際に、ちょっとした話のネタを持っておくと安心なもの。そんなときに便利な「グルメトリビア」をご紹介。
今回は、そろそろ「土用の丑の日」なので、それにまつわるクイズです。
答えに続けて、おすすめの鰻の名店もご紹介します!
気になる答えはこちら!
A:③平賀源内
【解説】江戸時代、暑い夏の時期には鰻があまり売れず、困った鰻屋が平賀源内に相談したそうです。
もともと庶民の間では「土用の丑の日」には、名前に「う」がつくものを食べると病気をしないという風習があり、梅干し、うどん、瓜などを食べていました。
平賀源内はそれを利用し、鰻の販売の促進のために、店先に「土用の丑の日」とキャッチコピーのように売り出し、この日に鰻を食べる文化を根付かせたといわれています。
今年の土用の丑の日は、7月24日!ぜひ食べに行ってみてください。
◆土用の丑の日に食べたい!東京で人気の鰻の名店5選
ここからは東京が誇る、鰻の名店をご紹介します。
土用の丑の日だけでなく、時期をずらしても足を運んでみてくださいね。
1.天保3年創業の老舗でうなぎ尽くしを堪能!『神泉いちのや』
渋谷の旧山手通りを松濤方面へと進むと辿り付くのが、風格ある佇まいで出迎えるこちらの『神泉いちのや』。
美味しいうなぎを味わって欲しいという想いから、うなぎは全て、捌きたて、焼きたてで提供するのが『いちのや』創業当時からのこだわりだ。
最初から最後までうなぎを味わい尽くせるうなぎコースが人気で、コース全体で3尾弱ものうなぎを味わえるとか。うなぎを思いっきり堪能したい大人にぴったりの店である。
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2.蒲焼きと白焼きが贅沢にも両方楽しめる!『八ツ目や にしむら 目黒店』
目黒・不動前で、根強い人気を誇る鰻蒲焼き専門店『八ツ目や にしむら 目黒店』。名物の「うなぎ重定食 特上」は、通常の蒲焼きと白焼きが半分ずつ乗せられた、まさに“特上”の贅沢さを誇る。
老舗の川魚問屋から仕入れる国産鰻は、鰻のストレスをなくすため深井戸水を利用して、鮮度を維持。旨みが凝縮した継ぎ足しダレにつけては焼くという工程を繰り返し、ベストの焼き上がりは熟練の技で見極める。
うな重の重箱を開けた瞬間の香りや、ひと口目を頬張るときの高揚感……この至福は、他の料理には代えられないものがある。一度は食べに行ってほしい逸品だ!
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3.幻のうなぎ「共水うなぎ」がぎっしり!豪華なうな重が味わえる『入谷鬼子母神門前のだや』
幻のうなぎ「共水うなぎ」を思い切り堪能できるのが、東京台東区に構える『入谷鬼子母神門前のだや』だ。
限定品の豪華うな重「きょうすいうな太郎」のふたを開けると、そのインパクトに思わず声をあげてしまいそうになる。
まずはお重の真ん中にふっくら黄金色の蒲焼きが!その脇にう巻きが添えられ、さらにうな肝焼きが囲った、他では食べられない贅沢な逸品だ。
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4.浜松の老舗が白金台に出店。受け継がれる伝統をご堪能あれ『うなぎ 藤田 白金台店』
明治25年、初代が浜名湖で捕れたうなぎを長野県飯田市に行商していたのが浜松『うなぎ 藤田』の始まり。その後ろ姿を見ながら育った二代目は養鰻場を作り、三代目によって秘伝のタレが完成した。その店の、東京進出店がこちらの『うなぎ 藤田 白金台店』だ。
背開きにして素焼きにしたら、蒸してタレにくぐらせて焼くという工程を丁寧に3度繰り返すことで、ふっくらと香ばしい仕上がりになる。
この浜松の名店が手掛けるうな重が、都会の一角で堪能できることになるというのだから嬉しい限り。
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5.文化人に愛された銀座の名店『竹葉亭 銀座店』
一流のグルメが集まる街、銀座で長年愛されている老舗が『竹葉亭』だ。
背開きにし、蒸してからふっくら焼き上げる江戸前のうなぎは、夏目漱石の名著にも登場。齋藤茂吉の大好物としても知られ、息子・茂太の結納の席で、嫁のぶんまで平らげてしまったというエピソードも。美食家で知られる映画監督・小津安二郎も愛したという老舗の名店だ。
100年以上もつけ足しているという醤油とみりんのみで作る秘伝タレが格別の味わいの「うなぎ重」。柔らかさは他店と比較しても群を抜く。一度は味わってみてほしい。
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このグルメトリビアの記事は、隔週の水曜日に公開します。お楽しみに!
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