3点ユニットバス分離リフォームの施工事例
この章では、3点ユニットバス分離リフォームの施工事例をいくつかご紹介します。
間取り変更の具体例と実際にかかった費用を確認することで、やりたいリフォームのイメージが膨らみ、費用感もつかめます。
■間取りを少し変更した3点ユニットバス分離リフォームの施工事例
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賃貸アパート |
40年 |
118万円(玄関、間取りなどのリフォームも含む全体費用は237万円) |
約1ヶ月(玄関、間取りなどのリフォームを含む) |
築40年の賃貸アパートのリフォームです。2DKだった間取りを1LDKに変更するとともに、3点ユニットバスを分離。隣接していたクローゼットと洋室の一部を水回りに組み込むことで、スペースを確保しています。
出典:https://www.8044.co.jp/gallery/328
■居室スペースを使って、3点ユニットバスを2点ユニット+トイレに分離させた施工事例
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賃貸アパート |
30年 |
76万円(キッチン、洋室などのリフォームも含む全体費用は242万円) |
約3週間(キッチン、洋室などのリフォームを含む) |
築30年の賃貸アパートのリフォームです。キッチンの入れ替えなどを行うとともに、3点ユニットバスを2点ユニットに入れ替えてトイレを分離。居室スペースを少し縮め、クローゼットをずらしてスペースを確保しています。
出典:https://www.8044.co.jp/gallery/465
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賃貸物件では3点ユニットバスの分離リフォームがほぼ必須
3点ユニットバスは、2人以上で暮らすにあたって、お風呂とトイレを同時に使えないことや、トイレに水がかかりやすい環境から温水洗浄便座が使えないことなど、3点ユニットバスには大きなデメリットがあります。
そのため、賃貸物件を探す必須条件として「バス・トイレ別」が挙げられることが多く、この表示ができるかどうかで入居率は大きく変わります。
全国で分譲マンション・賃貸アパートなどを管理する「あなぶきハウジングサービス」による「賃貸物件検討者が嫌う不人気設備」にも、和式トイレなどとともに3点ユニットバスが挙げられています。
参考:賃貸を探している方が借りるのをためらう不人気設備4選!!(もっとわくわくマンションライフ:あなぶきハウジングサービス運営)
このように、3点ユニットバスの分離リフォームは、賃貸物件であればほぼ必須のリフォームと言えます。
ただし、一人暮らし向けの狭い賃貸物件では3点ユニットバスのデメリットよりも居住スペースの狭さのほうが問題視されることもあります。
そのような場合は、リフォームの工事費用を想定期間内に回収できるほど家賃にできるかどうか、家賃相場を見て判断しましょう。
例えば、3点ユニットバスのリフォーム費用が120万円だったとして、家賃の値上げ幅が月額2万円の場合、費用を回収するのに5年かかる計算になります(120万円÷(2万円×12ヶ月)=5年)。
利益が出始めるのが5年後以降ということになるので、それまでこの物件の運用を続けているか、それまで周辺のニーズが変わっていたりしないかを考慮してリフォームするかどうかを決めましょう。
賃貸物件のリフォームについて、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
【事例あり】賃貸物件のリフォーム内容と費用相場を解説!