大人の女性の所作も学べる「着付け」
京都の料亭で働いていた20代のころ、制服である着物を着るために半ば強制されて通った着付け教室。半年ほどたってなんとか自分で着られるようになったものの、3年ほどで仕事をやめるとほとんど着ることはなくなり、購入した道具も埃をかぶっていました。
娘の入学式や卒業式に着物で出ることはあっても、プロに着付けてもらうだけ。そのような私が着付けに再挑戦したのは長女の成人式がきっかけでした。
成人式用に購入した帯の始末を近所に住む元呉服屋のおばさんにお願いしたところ、「下の子の成人式はあなたが着付けたら?」とすすめられ、週に一度2時間ほどおばさんに着付けを教えてもらうことになりました。もちろん3歳になったばかりの娘の成人式はまだまだ先ですが、去年の七五三参りや今年の初詣には自分で着物を着て参りました。
着物を着る機会が増えたことで、歩き方や食事中の所作も気になり始めた私。元呉服屋のおばさんに教えてもらいながら、普段でも女性らしい動きを心掛けるようになりました。
今は着付けだけでなく長じゅばん作りにも取り組んでいます。
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まとめ
私が通っている3つの習い事「太極拳」「習字」「着付け」はどれも奥深く魅力的で、40代になった今だからこそハマったのかもしれません。
もちろん子育てや仕事の合間に通っているため、時間とお金のやりくりには工夫が必要です。月謝は太極拳が2,000円、習字が4,000円、着付けが2,000円の合計8,000円と、私にとって決して安い金額ではありません。習い事を始めてからは、化粧品や洋服の購入などの出費を抑えるようになりました。こうした大変なこともありますが、習い事を続けると普段の生活だけではなかなか味わえない達成感を得ることができています。
最近では着物がきっかけで「茶道」にも興味が湧き、50代になったらぜひ始めようと画策しています。若いころに少し手を出して途中でやめてしまったクラシックギターも、独学で再チャレンジの予定。これからも年齢を気にせずに、さまざまなことに取り組んでいくつもりです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
著者/陽(48歳)
20代で出産した娘が成人式を迎えた矢先、46歳で妊娠。現在、2歳女児の子育てに奮闘中の鍼灸師。太極拳と書道が趣味で、着物を愛するレトロ母。20年前と今の子育ての違いに驚きと新鮮さを感じる毎日。