シアタールームに必要な設備
では実際にシアタールームをつくる際、どのような設備が必要になるのでしょうか。ここではシアタールーム設置の際に導入したい、おすすめの設備をご紹介します。
スクリーン
映像を映すスクリーンはシアタールームに欠かせない設備…と言いたいところですが、白壁であれば映像を映すプロジェクターを設置するだけでも良いでしょう。
スクリーンを設置する場合、6畳~8畳の部屋であれば80インチほどがおすすめ。また、スクリーンと一言でいっても様々なタイプがあります。
天井吊り下げ式
天井吊り下げ式のスクリーンは、天井に設置して電動/主導でスクリーンが登場する仕組みのもの。学校などの施設で使われているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
天井吊り下げ式は基本使わないときは天井に収納されているため、スクリーンの出し入れが必要ないというメリットがあります。
壁掛け式
タペストリーの要領で、壁に掛けるようにつくられたスクリーンタイプ。スクリーン記事にアルミパイプがついており、そのアルミパイプへくるくると巻きつけるように使用します。
壁掛け式のスクリーンは非常にシンプルなつくりであるため、比較的安価で求めやすい点がメリットです。
自立式
自立式のスクリーンは天井や壁に固定する必要がないため、天井や壁に穴を開けたくない方や賃貸物件に住んでいる方におすすめです。
プロジェクター
プロジェクターはシアタールームにおいて欠かせない設備。最近ではシアタールーム人気もあり、各社メーカーから幅広い種類が登場しています。
ホームシアターを楽しむ分であれば、仕事用のプロジェクターではなくホームプロジェクターで十分でしょう。持ち運びたい場合はモバイルプロジェクターがおすすめです。
また、プロジェクターを置くスペースを省略したい方やなるべくプロジェクターが目立たないように設置したい方であれば、天井の照明と一体型になっているプロジェクターを選ぶのがおすすめです。
スピーカー
プロジェクターから出力された音を伝えるスピーカーも、臨場感のあるシアタールームをつくる際には必需品となります。最近ではスピーカーが内蔵されたプロジェクターも多く出ているため、場所を取るのが嫌という方はそういったものを使うのもおすすめです。
レコーダーや動画配信サービスとの連携機能
DVDなどで映画を再生する場合はプロジェクターに映像を送るレコーダーが必要です。Amazon Prime VideoやNetflixなど動画配信サービスをもとに視聴するのであれば、Fire Stickなど動画配信サービスと連携している機器を用意する必要があるでしょう。
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快適なシアタールームはどうつくる?ポイントをご紹介
「せっかくシアタールームをつくったけれど、居心地が悪くて結局使わなかった…」という事態にならないよう、シアタールームをつくる際のポイントも押さえていきましょう。
音漏れ対策
せっかくシアタールームをつくったのであれば、隣室や近隣住宅への音漏れを気にせず大きな音で楽しみたいものですよね。また反対に、リビングなど外部の部屋からの音も遮断する必要もあります。
音漏れ対策は、家が建ったあとに行うのではなく建築している最中に行うのがおすすめ。壁や天井に遮音材を入れたり厚手の扉を付けたりするなど、設計段階からハウスメーカーと相談して決めるのが良いでしょう。
遮光対策
プロジェクターで映像を投影する場合、「思ったより外からの光がまぶしく映像に集中できなかった」というケースも多々あります。シアタールームであれば、遮光対策も重要です。
窓を設置する場合は厚手のカーテンや下部までぴったりと閉めるブラインドにしたり、壁の色を白ではない位色にしましょう。
また半地下などであれば、そもそも窓を設置しないケースも。窓を設置していない場合は換気扇を付けて換気ができるようにするなどの工夫が必要です。
適度な照明
シアタールームだからといって、極端に部屋の照明を暗くしたり照明自体をあまり設置しなかったりすると、シアタールーム以外の用途に使えなくなります。本を読んだりゆったりと仕事をするスペースとしても使いたい場合、極端に証明が少ないと使い勝手が悪くなってしまうこともあるでしょう。
どんな用途となっても使いやすいよう工夫することで、可変性のあるスペースに仕上がります。