実際に住んでみて感じたこと
——このお家で一番気に入っている場所はどこですか?
玄関が思っていたより広く使いやすかったため、気に入っています。子どもを抱っこしていたり買い物袋を抱えていたりしても靴の着脱がしやすく、ストレスがありません。
また南北の風を取り入れるためにこだわった窓の配置も、イメージ通りに仕上がりました!
——玄関の大きさなどはとくに注文住宅だからこそこだわれる部分ですよね。反対に、「ここはこうすればよかったかも?」と感じている場所はありますか?
あまりないのですが強いて挙げるのなら、コンセントと照明の位置ですね。どこで照明のオンオフを切り替えるかも自分たちで決めるのですが、寝室に近いところでスイッチを切り替えられないため、夜寝る時は真っ暗なまま少し距離を移動しなければいけません。コンセントは、「意外とここに座らないと思っていたけど、思ったよりここで過ごしているな」と感じたことがあります。
どちらも実際に暮らしてみないと気付けない部分でした。
——なるほど。内装の部分は難しいですよね。
そうですね。もともとハウスメーカー勤務だったこともあり、一般の方よりも実際に暮らすイメージはできていたと思っていましたが…なかなか難しかったです。またリブワークでは内装をコーディネーターと呼ばれる方が提案してくださるので、やはりプロのコーディネーターさんの意見はどんどん聞いた方が良いなと感じました。
——実際に住んでみて、生活は変わりましたか?
率直に言って、幸福感が段違いでした!「住む場所にはお金をかけた方が良い」と昔何かの本で読んだのですが、本当にその通りだなと思います。自分の暮らしやすい間取りの家に
仕上げて住環境が充実していると、ふとした瞬間に「幸せだな」と感じるんです(笑)。
また家づくりで苦労したからこそ、「あの棚の色、考えるのに時間がかかったね」「この窓の位置は最後まで迷ったけど、ここにしてよかったね」など、家のあちこちに家族の思い出が詰まっています。今後は子どもも大きくなり、もっともっとこの家に思い出が増えると考えると、ワクワクが止まらないですね。
——素敵な感想、ありがとうございます!たしかに家づくりにかけた思いが大きいほど、家に対する愛着が湧くものですよね。最後に、今家づくりをされている方や家づくりを検討中の方にアドバイスをお願いします。
家づくりの情報収集はたしかにすごく大切なのですが、あまり情報を集めすぎると「〇〇も取り入れたい」「△△も取り入れたい」というように迷ってしまい、方向性が定まらなくなります。私は実際にたくさん情報収集をしたことで迷ってしまいました…。
もちろんお客様の中にはいろいろな要素を詰め込んだ家にしたいという方もいらっしゃるので、方向性が定まらないことが必ずしも悪いというわけではありません。ただ、テイストを1つに定めて仕上げたい方であれば、譲れない軸を持って家づくりの情報収集を始めるのが良いと思います。
——今はInstagramやPinterestなどで手軽に事例を探せますもんね。
そうですね。たとえば「この家のようにしたい」など目指すお家をひとつに絞り、ある程度デザインの方向性を決めたうえで情報収集をしていくと迷わないかもしれません。
あとは、担当者に遠慮せず相談することですね。「この色はテイストに合うと思いますか?」「AとBの設備で迷っているのですがどっちが良いですか?」というように、私も細かいところまで相談しました(笑)。プロの方にたくさん相談できたお陰で、満足できるお家に仕上がりました。相談してよかったなと思います!
家づくりは一生で一度とも言われる貴重な機会。大変なこともありますが、楽しみながら家づくりをされてみてくださいね!