ランドリールームが決め手!家事動線のよい間取りとは?

ランドリールームのデメリット

ランドリールームのデメリットは2つあります。1つずつ見ていきましょう。

・建築コストがアップする

・通気性が悪いと生乾き臭がこもったり、カビが発生したりする

 

建築コストがアップする

ランドリールームは2~3畳くらいの広さが必要であり、それだけ建築コストがアップします。1畳分は2㎡つまり0.6坪にあたり、坪単価80万円の住宅の場合建築コストが96万円ほどアップします。

住宅の広さや予算の関係で、独立したランドリールームを設けるのが難しい場合は、洗面・脱衣所を1畳分広くするとよいでしょう。また、SKシンク・除湿乾燥機・収納棚などのコストもかかります。

 

通気性が悪いと生乾き臭がこもったり、カビが発生したりする

生乾き臭やカビ対策として、窓や扉の位置を工夫して風通しをよくすることが必要です。扉は引き戸であれば開けたままにできるため、ランドリールームの扉におすすめです。

また、換気扇・除湿乾燥機能を整えると、ある程度の生乾き臭やカビの発生を防げます。部屋の方角や周囲の環境によっては、窓を開け日光を入れるのが最善でしょう。

 

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ランドリールームを設ける際のポイント

ランドリールームを設置する際には以下の5点に気をつけましょう。

・キッチン・洗面所・脱衣所・浴室に隣接させる

・室外の洗濯物干し場を近くにする

・エアコンを設置する

・カウンターをつける

・収納スペースを整える

 

キッチン・洗面所・脱衣所・浴室に隣接させる

水回りを集めることで家事動線をよくし、洗濯家事にかける時間を短縮できます。また、洗面・脱衣・入浴する際にも効率が高まります。脱いだ服を洗濯機に直接放り込めるのがメリットです。建築コストを抑えるために洗面・脱衣所と兼用するケースでも同様です。

 

室外の洗濯物干し場の近くにする

ランドリールームと洗濯物干し場は同じ階で近いほうが、洗濯物を干すための移動距離・時間が短くてすみます。また、物干し場に出る際にほかの部屋を通らなくてすむのもメリットです。

それに対して、ランドリールームが1階、物干し場が2階にある場合は階段を上り下りするだけでも大変で、洗濯がおっくうになりかねません。

 

エアコンを設置する

ランドリールームの通気性や日当たりがよくても、暑い・寒いは別ものであり、適度な室温が必須です。ランドリールームで洗濯作業するならエアコンも設置した方がよいでしょう。

 

カウンターをつける

忙しいときに家事をする際、立ったままカウンターでアイロンをかけたり、洗濯物をたたんだりできると便利です。また、カウンターがあると趣味のデスクとしても利用できます。その際には背の高い腰掛け椅子も利用するとよいでしょう。

 

収納スペースを整える

ハンガー・洗濯ばさみ・洗剤・アイロン・アイロン台などの洗濯用具や、入浴時に使うタオル、家族の衣類などを収納するスペースを整えましょう。しまうべきものをすべて収納できる高さと幅を考慮し、片づけ・取り出しの使い勝手をよくすることが重要です。

ランドリールームにファミリークローゼットが隣接していれば最適の間取りでしょう。たたんだ衣服をそっくりそのままクローゼットへ収納できます。家族はクローゼットから衣服を取り出し、その場もしくは個室に持ち帰り着替えられます。