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●岡山県の名産品である桃とぶどうが旬を迎えています。桃の上手な剥き方や甘いぶどうを見分ける方法をまとめました。

 岡山県は日本の中でも有数の日照時間を記録し、おいしい果物が育ちやすい環境です。特に有名なのが桃とぶどう。桃は6月から9月頃、ぶどうは5月から12月まで出荷され、今の時期は出荷量が最大ピークを迎えます。

 今、もっともベストな状態で食べられる桃とぶどうを、よりおいしく食べるための切り方や見分け方、そして生産量を誇る岡山県人がおすすめのとっておきのレシピを紹介します。

フルーツパーラーで食べるようなおいしい桃の見分け方とは


桃の果皮には、赤と白があります

 まず、桃を選ぶポイントとして、形と色に注目しましょう。左右均等で、青みが
抜けた乳白色のものは食べ頃のサイン。よく熟している桃は、香りもジューシーなので、こちらも判断材料となります。

 さらに上を目指すなら、果皮に現れる「果点」や「ジャビ」と呼ばれる小さな点々があるか、目を凝らしてみましょう。赤い桃では白い点々ですが、岡山県の名産である白桃は、そばかすのような黒っぽい点々になるのが特徴ですよ。

せっかくおいしい桃を手に入れたら切り分けにもこだわってみて!


赤い縫合線をガイドにして切ってみましょう

 切り分ける時は、皮つきのまま縫合線からV字にカットし、種のまわりを削ぐようにして切り分けます。皮は、刃先をひっかけて、やさしく引っ張りながらむきます。まだ実が固かった場合は、りんごのように皮をむいてもOK。

 それでも剥きにくい時は、湯むきがおすすめ。桃のおしりの部分に軽く十字に切り込みを入れ、熱湯にさっとくぐらせ、すぐに氷水につけるのがポイントです。

 桃は品質や味、香りを保つために常温保存がおすすめ。そのため食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れておくと、ひんやりおいしく食べられます。

ぶどうの皮にある白い粉はおいしさのサインだった


白い粉はミネラルを主成分とする分泌物だった

 岡山県のぶどうは、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」という品種の栽培からスタート。雨に弱く、高温・乾燥を好むため日本での育成が難しい品種と言われていましたが、県を挙げての産地化に取り組み、現在では日本一の生産地として知られています。


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 そんなぶどう、実は表皮に白っぽい粉がついていることがありますね。汚れかと思いきや、実は“ブルーム”と呼ばれるミネラルで、ぶどう自ら実を守るために出している成分です。このブルームが濃いほど、新鮮な証拠。食べる直前に洗い落とすと、鮮度を長く保つことができますよ。

 ちなみに、ぶどうは他の果物と違って追熟の必要がなく、買ってきた日がベストな食べ時。食べる前に氷水で15分ほど冷やすのがおすすめで、今の季節は2時間ほど冷凍庫で「半凍り」にさせると、シャーベットのようなシャリシャリ感を楽します!

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