平屋を検討する際に気を付けたいこと
平屋が人気な理由は多々あると説明しました。平屋を検討するにあたり、注意しておかなければならないポイントも多くあります。1つずつ解説していきましょう。
広い敷地が必要になる
平屋は1階にすべての生活空間を収める必要があるため、広い敷地が必要になります。都心部や駅近の狭い空間であれば、2階建てのほうが向いているでしょう。
2階建てでワンフロア40坪の家を建てたい場合、敷地面積は40坪以上必要になります。平屋となると1階にすべての居室・LDKを集約させる必要があるため、もし上記の条件と同じ家を建てたい場合は80坪以上の敷地面積が必要になるでしょう。土地が広ければ広いほど資産価値も高くなるため、1年にかかる固定資産税の税額も上がります。
屋根や基礎も敷地面積に合わせて大きくなるため、費用がかさむ
平屋は広い敷地が必要になる分、家の土台となる「基礎」部分や屋根も大きくなります。屋根・基礎工事の工事期間や工数、材料費なども増えていくため、家を建てる総費用は2階建てよりも高くなるでしょう。
中央の部屋は採光通風がよくない場合も
平屋の場合、中央の部屋は十分に自然光が届かないというケースも考えられます。リビングの掃き出し窓だけでは採光が不十分であるケースも考えられるため、採光通風についても意識して間取りを決めることが大切です。
中央の部屋にも効率的に自然光を取り入れたい際は、中庭を設けるとよいでしょう。セカンドリビングとしても活用できるため、使い道が広がる空間にも仕上がります。
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坪数別!平屋の間取りプランをご紹介
平屋の間取りプランを坪数別にご紹介します。平屋を検討される方は、ぜひ間取りづくりの参考にしてみてくださいね。
20坪で平屋の間取り2選
【23坪】LDKからすべての居室につながる平屋
LDKを中心に配置し、すべての居室へとつながる間取りに仕上げた23坪の間取り。敷地が広くなるほど部屋間の移動距離は長くなりますが、LDKを中央に設けることで各居室への動線を短く設定しています。
廊下を極力なくすことで生活空間も広く保っていますね。
【26坪】LDKにスタディコーナーを設けた平屋
LDKにスタディコーナーを設けることで、リビング学習が可能な空間に。過ごし方が限定されないLDKとなっているため、思い思いの過ごし方ができる空間に仕上がっています。
30坪で平屋の間取り2選
【32坪】主寝室と和室を掛け合わせた平屋
主寝室と和室を直結させた平屋の間取り。ごろんと横になれる和室は、客間だけでなくくつろぎスペースとしても活用できるためおすすめです。
キッチン・ダイニングは横動線にし、家事のしやすいレイアウトとなっている点もポイントです。
【34坪】中央に和室を設置した平屋
中央に和室を設置し、くるくると部屋全体を回れるようにした平屋の間取り。回遊性のある間取りであるため、部屋間の移動距離がぐっと短くなります。
パントリーには勝手口を設け、買い物動線を確立している点も特徴です。
40坪で平屋の間取り2選
【40坪】南側にペットスペースを設けた平屋
南側にペット用のスペースと書斎を設け、明るい居室に仕上げた平屋。部屋の中央にはウォークスルークローゼットを設置することで、回遊性の高い間取りとなっています。
方角も意識しながら部屋の位置や間取りを考えると、暮らしやすさが続く空間に。
【42坪】L字型のLDKでリビングとダイニングを分けた平屋
L字型のLDKでリビングとダイニングの空間を分けた平屋。L字型にすることでリビングとダイニングそれぞれの空間が独立するため、メリハリのある空間を実現できます。