自分に合った片付け方は単純なことだった



40代になって心を入れ替え、年末まで待たずに食器戸棚、クローゼット、本棚と、定期的に週末1カ所ずつ片付けようと決めました。ところが、クローゼットの整理だけでも1日仕事です。食器戸棚の整理など始めた日には、1日で終わらないことも……。せっかくの週末、遊びにも行きたいし、ゆっくり体も休めたいのに整理整頓だけで終わってしまうのが嫌になり、結局この方法も定着しませんでした。

40代後半のある日、目覚ましの乾電池を取り換えようとテレビ台の引き出しを開けたときのことです。引き出しの中の無秩序さが気になったので、思わず引き出しを外してその中を整理しました。引き出し1つだけなので、時間的には30分もかからなかったと思います。

そのとき、「これだ!」と気が付きました。食器戸棚もたんすも、いっぺんにすべて整理しようとするから時間もかかり、疲れてしまい嫌になるのだ。食器戸棚の1段だけ、たんすの引き出し1つだけというように一度に整理する場所を最小限に絞り、短時間で成果が出るようにすると負担にならず毎週末継続できる!と、50代を前にやっと自分に合った整理整頓方法を見つけたのです。

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まとめ

一度に1カ所だけ整理する方法は怠け者の私にはピッタリだったようで、53歳の今も継続しています。引き出しが6段あるたんすは今週は1段目、来週は2段目というように6週間かけて片付ける。たんすが終わると靴箱を1段ずつ、その次は本棚を1段ずつ。こんな感じで1年間常にどこかを少しずつ整理しているので、年末の大掃除が不要になりました。

不用品も定期的に処分できるので、物が増えることもありません。一通りの整理整頓が終了すると、そのころには最初に片付けたところが乱れているので、また最初に戻って同じローテーションを繰り返します。とても合理的、かつ効果的な片付け方です。自分の家を居心地良いものにするためには、自分に合った継続できる整理整頓方法を見つけることが重要だったのだと感じています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。

著者/鈴木 たえこ
50代。更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。