食楽web
●老舗の和菓子屋『目白 志むら』では一年を通して大人気のかき氷があります。その名物かき氷を実食。その美味しさの秘訣は?
暑さをしのぐ冷たいものが欲しくなる季節。おいしいかき氷を食べに行きませんか?
JR目白駅から徒歩約3分のところにある『目白 志むら』は、明治14年創業の老舗の和菓子屋です。1階が和菓子屋で2階が喫茶室。喫茶室では1年を通してかき氷が大人気ですよ。
老舗の和菓子屋はあんこのおいしさが際立つもの。ということで、定番メニューの「白玉」を注文しました。着氷した瞬間、目の前にそびえる断崖絶壁に歓喜!
名物「白玉」はシンプルで奥深い、絶品かき氷だった
「白玉」1600円
氷にたっぷりのこしあんがかかり、あんの中に白玉が浮かぶ絶品「白玉」は、まるで急峻な山のよう。そびえる山は、氷、こしあん、白玉という3つの要素のみで構成されるシンプルさが特徴です。
氷の中にはあんやソースはなく、外にかかっているこしあんで氷をいただきます。挑み難い高山かと思いきや、氷はシャリシャリと軽い口当たりで、いくらでも食べられます。
こしあんはまったり濃厚。流石、和菓子屋のあんこ。あんこ好きにはたまらない膨大な量。白玉はモチモチでこしあんによく合い、あっと言う間に消えゆく至福の山を楽しめたのでした。
あたたかい緑茶を出していただけるので、時々口に含んでリフレッシュしつつ、山に挑みましょう。
和菓子屋ならではの「宇治金時」も絶品!
「宇治金時」1600円
「白玉」以外の定番メニュー「宇治金時」もいただきました。宇治シロップに白玉、つぶしあん。こんもり丸い深緑の氷につぶしあんがたっぷり。
すっきりしつつも濃い抹茶に、程よい甘さのつぶしあんという最強の組み合わせに、スプーンが進むこと。食べていると、中からひょっこり白玉が出てくるのも乙です。
[食楽web]
ボリュームたっぷりでお腹も心も大満足のかき氷に、暑さもふっ飛びますよ。ぜひ、一度は味わいに出かけてみてください。
(撮影・文◎乃々)
●SHOP INFO
店名:目白 志むら
住:東京都豊島区目白3-13-3
アクセス:JR目白駅から徒歩約3分
営:和菓子販売9:00〜18:00、喫茶室9:30〜19:00(L.O.18:30)