新築一戸建てを購入したきっかけ1位は「結婚・出産」新築一戸建てを購入したきっかけランキングを発表!

「広い庭付きの新築一戸建てで、ペットと遊んだり子どもとバーベキューしたりしたい」という憧れを抱く人も多いでしょう。「家を買うのか、一生賃貸か」「戸建てかマンションか」あるいは「新築か中古か」は、それぞれにメリット・デメリットがあり、人により意見が異なります。ただ新築の一戸建てに憧れを抱く人も多いですし、実際に新築一戸建てを購入して満足している人もたくさんいます。

今回、一般社団法人あんしん解体業者認定協会は新築一戸建てを購入・建築した経験がある308人に「新築一戸建てを購入したきっかけ」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。

 

【調査概要】

調査対象:新築住宅を購入・建築した経験がある方

調査期間:2024年6月28日~7月10日

調査機関:当協会調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:308人(女性190人/男性118人)

回答者の年代:20代 9.4%/30代 42.8%/40代 26.0%/50代以上 21.8%

 

 

【調査結果サマリー】

・新築一戸建てを購入したきっかけ1位は「結婚・出産」

・新築一戸建ての購入元は「大手ハウスメーカー」

・新築一戸建ては「ネット・アプリで探した」が1位

・新築一戸建ての平均購入費用は3,963万円

・新築一戸建て購入時にリフォームやリノベーション住宅も検討した人は17.2%

 

 

新築一戸建てを購入したきっかけ1位は「結婚・出産」

新築一戸建て住宅を購入・建築した308人に「購入のきっかけ」を聞いたところ、圧倒的1位は「結婚・出産した(139人)」でした。2位には「子どもの成長に合わせて(45人)」がランクイン。結婚や出産、子どもの入園・入学など、大きなライフイベントによって一戸建てを購入した人が多いとわかります。

 

ライフステージが変わると、住宅に求める機能や価値も変わってくるからでしょう。

 

<1位 結婚・出産した>

・結婚して、新居を構えたかったから(50代以上 女性)

・第二子が誕生したから(30代 男性)

・子どもが生まれて、将来個室が必要だと思った(40代 女性)

結婚や出産はマイホームの購入を検討する大きなきっかけです。例えば、結婚と同時に新居を構えるのが当然という地域もあります。またお子さんが誕生すれば「将来的に個室をつくってあげたい」「広い家で子育てしたい」と考える親御さんも多いですね。

 

第一子妊娠・出産時に購入した人もいれば、第二子・第三子の妊娠・出産をきっかけに購入した人もいました。子どもの数が決まるのを待つという人も多いようです。

 

<2位 子どもの成長に合わせて>

・子どもの成長に伴い、アパートで生活を続けるのが難しいと判断したため(30代 女性)

・子どもが幼稚園に通い出すタイミング(40代 男性)

・子どもが小学校に入るため(50代以上 女性)

「子どもの小学校入学前に、定住する場所を決めたかった」という回答も目立ちます。小学校でできた友達と離れるのはかわいそうという思いからでしょう。

 

またお子さんが大きくなってくると学習机などの家具が増え、家が手狭になることも。身体が大きくなると足音なども響くため、狭さや騒音問題を解消するために一戸建て購入を検討する人も多いです。

 

<3位 賃貸・元の持ち家に問題が発生>

・マンション住まいだったが、狭さと音が気になったから(30代 女性)

・分譲マンションに住んでいたが、下の階から音に関して苦情があり、耐えきれなくなり引っ越しを考えた。マンションが高く売れるとわかり、土地も見つかったので、戸建て購入に踏み切った(40代 女性)

・以前の家が古くなり、不便が生じたから(50代以上 男性)

問題の具体例は「建物や設備が古くなった」「近隣トラブルがあった」「手狭になった」「バリアフリーではない」などです。

 

集合住宅に住んでいると、騒音などの近隣トラブルが起こりやすくなります。そのため、「隣家と距離がある一戸建てなら騒音問題が起こらないのでは」と考える人がいるのも納得です。

 

賃貸や社宅に住んでいると、老朽化で建物が取り壊しになることもあります。

 

<4位 憧れ・夢を叶えたい>

・マイホームを持つことが自分の夢だったので(20代 男性)

・自分の趣味を反映させた、人生の城が欲しいと思ったから(30代 男性)

・いつか持ち家が欲しいと考えており、ちょうど探していた地域で新築戸建ての販売があったので(30代 女性)

注文住宅の一戸建てや、広い庭付きの一戸建てに憧れを抱いている人もいます。「庭付きの家で、家庭菜園やバーべキューをする」「大型犬を飼いたい」といった、具体的な夢や目標がある人もいるでしょう。

 

一戸建てが当たり前の地域で育った場合、自分も一戸建てが欲しいと思う人もいるかもしれません。ずっと持ち家に憧れていて、資金が貯まったり希望エリアに物件が見つかったりしたタイミングで、購入を決める方も多いでしょう。

 

<5位 賃貸より得だと思った>

・アパート代を払い続けるなら、自宅を購入したほうがいいと思ったから(30代 女性)

・持ち家は資産になるため。子どもが生まれて割高な賃貸物件に住むなら、戸建てのほうがいいと思ったから(30代 男性)

・なかなか自分たちの希望通りの賃貸物件が見つからず、このまま家賃を払い続けるのももったいないので、家を買おう・建てようと決めました(40代 男性)

「家賃を払っても資産が残らないのはもったいないと思った」という回答が多数。賃貸には、「住み替えが簡単」というメリットはあるのですが、手元に資産が残らないことに不安を感じる人も多いようです。

 

またお子さんが生まれて部屋数を確保したい場合、広めの賃貸だと家賃も高くなります。そのため、高い家賃を払うなら月々同じくらいの返済額で家が買ったほうがいいと思う人もいるでしょう。注文住宅だと間取りなどを思い通りにできるので、賃貸に比べると満足感も高まると考えられます。

 

家賃を払うよりローンを払ったほうがいいと思い始めたときに賃貸契約の更新時期などが重なると、家を買うという選択肢が一層現実味を帯びそうです。

 

<6位 二世帯同居が決まった>

・夫の両親と同居することになったため(30代 女性)

・義母と一緒に住むことになったため(40代 女性)

・妻の両親と同居することになったのがきっかけ(50代以上 男性)

二世帯同居を始めるきっかけは「両親のうちどちらかが亡くなった」「親に介護が必要になった」「子育てを手伝ってほしい」などがあります。介護が必要になった場合や、近い将来介護が必要になると予想される場合は、建て替えてバリアフリー仕様にすることも多いのでないでしょうか。

 

実家の敷地内に子ども世帯の新しい家を建てて、敷地内同居するパターンもあります。

 

<7位 ローン完済の年齢を見据えて>

・住宅ローンの返済期間を考えて、35歳までに購入したかったから(30代 男性)

・ローンを組む際の年齢を逆算したら、「もう決断する必要がある」と思った(40代 女性)

住宅ローンには「完済時の年齢が75~80歳であること」といった条件がつくことも多くなっています。健康不安や収入減を考慮してのことですね。

 

定年後は収入が減ってローン返済が厳しくなることも考えられるので、返済期間と自身の年齢を考えて、「○歳までに買おう」と決めた人もいました。

 

 

(広告の後にも続きます)

新築一戸建ての購入元は「大手ハウスメーカー」

新築一戸建ての購入元は「大手ハウスメーカー」が44.1%で1位。2位は「地元の住宅メーカー(34.1%)」でした。

 

3位の「工務店(13.3%)」と回答した人を合わせると、地元密着型の業者を選んだ人がやや多いとわかります。「価格面でのメリットがある」「自由度が高い」などの理由で、大手ではなく地元密着型を選んだ人が多いのかもしれません。