世界に1つのアート作品を作ろう
準備(じゅんび)ができたら、いよいよアート作品作りにチャレンジしてみましょう。作り方にルールはありません。「このキャップは目玉に使える?」「このかけらはウロコに見えるかな?」など、イメージをふくらませながら作ってみてください。
●用意する道具や工具
ボンド
セロテープ
ビニールテープ
はさみ
プラスチックごみをはる台紙(がようし、ダンボール、空きばこなど)
など
●あると便利(べんり)なもの
グルーガン:プラスチックを熱(ねつ)でとかし、材料(ざいりょう)と材料(ざいりょう)をくっつけるもの。立体的(りったいてき)なものや大きな物をつけるのに役立つ
針金(はりがね)とペンチ:物と物をまとめることができる
今回、しばたさんには1つの例(れい)として魚をモチーフにした作品を作ってもらいました。
●用意する材料
魚をモチーフにしたアート作品作りで使用する材料(ざいりょう)
左上:海で拾ったプラスチックごみ
右上:かんしょう材(ざい)(※)
右下:作品をはりつける台紙とカラーペン
左下:お菓子(かし)のパッケージやあまった紙など
※
しょうげきをやわらげるもので、こわれやすいものを守るために使う
プラスチックごみ以外(いがい)の材料(ざいりょう)は、自分が作りたいものに合わせて用意しましょう。
●制作の手順(てじゅん)
[1]魚の体(形)になるように紙をはさみで切り、セロテープで台紙にはります。カラーペンでかんしょう材(ざい)に黒目を書き、ボンドで魚の体にはりつけます。
プラスチックごみで何を表現(ひょうげん)するか、考えながら作ると楽しい
[2]プラスチックごみを使って魚のパーツを作ります。今回は水色のブイ(※)で口を、黄色のあみを針金(はりがね)でまとめてはりつけ、魚のウロコを表現(ひょうげん)。立体的(りったいてき)なものをはりつけるときは、ボンドやグルーガンを使うのがおすすめです。
※
海にうかべる目印(めじるし)
目玉をつけることで「ごみとして捨(す)てられていたものに命がふきこまれる瞬間(しゅんかん)を感じてほしい」としばたさん
[3]プラスチックごみを使ってかざりつけたり、カラーペンを使って書きこんだり、アイデアをふくらませながら作品を完成(かんせい)させましょう。
いろんな材料(ざいりょう)を活用して世界に1つの作品を作ろう
出来上がった作品はフレーム(がくぶち)に入れると、さらに引き立ちます。
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自由研究まとめ方の工夫
アート作品は、次のようなポイントをまとめた用紙も作成(さくせい)し、いっしょに提出(ていしゅつ)すれば、海洋プラスチックごみの問題について、先生や友だちにさらに伝(つた)わりやすくなります。
作品タイトル
アピールポイント
とくにこだわったパーツやかざり、工夫(くふう)した点などみんなに見てほしい部分をまとめよう
使ったプラスチックごみの種類(しゅるい)
ごみが何に使われていたものか、どこの国から流れてきたものかなど、分類(ぶんるい)したときに分かったことや発見したことをまとめよう
海洋プラスチックのことを調べて分かったこと
海にどれくらいのプラスチックごみが流出し、海の生き物たちにどのようなえいきょうをあたえているか、まとめてみよう
自分たちにできること
これ以上(いじょう)海を汚(よご)さないために、私(わたし)たち一人一人がどのような生活を送ればよいか、考えてまとめてみよう