とっても痛い帯状疱疹!治療や予防はどうするの?

まとめ

  • 帯状疱疹は80歳までに3人に1人がかかるとされるとされる、痛みの伴う病気です。
  • 早めに治療しないと後遺症の痛みに長期間苦しむこともあります。
  • 50歳以上の方などはワクチンで予防しましょう!

帯状疱疹 (たいじょうほうしん) という病気を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか?皮膚が痛くなる病気として有名であり、80歳までに3人に1人がかかるとされています (参考文献 1) 。

帯状疱疹は、長期的な後遺症に悩まされることもあり、早期治療予防がとても大切な病気です。今回の記事では、帯状疱疹の特徴と治療、予防について皮膚科医が解説します。

この記事を書いた医師

Dr.あび

医師

病気やその他あらゆる物事についての誤った情報が多すぎるため、2022/1/1からTwitterで発信を始めました。身近な皮膚トラブルの正しい対処法のほか、どうしたら情報の正しさを見分けることができるかなど、幸せに生きるために必要な知識と考え方を共有できたら嬉しいです。

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帯状疱疹ってどんな病気?

帯状疱疹はウイルス感染が引き起こす皮膚の病気です。

過去に水ぼうそうにかかったことがある人の神経の中には、水ぼうそうのウイルスがずっと眠っています。水ぼうそうにかかった自覚がなくても、神経の中に入り込んでいることもあります。

歳をとったり病気にかかったりして免疫が落ちると、眠っていたウイルスが目を覚まして、神経の上を移動しはじめます (参考文献 2) 。

最初は体のどこか片側だけがピリピリ痛くなり、数日経つと痛みのある領域に赤み水ぶくれが次々と出てきて、帯状疱疹となることが多いです。

帯状疱疹は頭の先から足の指先まで、どこにでも出てくる可能性があると覚えておきましょう。